人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

The war is over.

この場合の「The」は必要なのか?冠詞なんて勘だ。勘詞。

アンドリュー戦、その後。

e-poko.com

アンドリューを怒らせたか、その後彼は凄い勢いで経験値を上積みしていき、私の戦意はすっかり喪失してしまった。とても抜かせる差ではない。

私はまた、マイペースでやるよう努めたのだ。もうアプリ奴隷の生活は辛い。あぁ、自由っていいな。

それに伴うようアンドリューのペースも、私との大差を保ったまま下がっていった。

ところがだ。

土曜日旅行に出たので、電車の中で時間潰しに集中して「お勉強」をしてしまったのだ。

前にも書いたように、このゲーム勉強アプリのランキングは、経験値で決まる。成績ではなくやればいいだけなのだ。やった時間に比例する。

恐らく油断していたアンドリューに、気が付くと数値はかなり迫っていた。

こうなるとまた、面白い。よし、アンドリューよ、大和魂を見るがいい。

私は旅先で、とにかくずっとプレイ勉強していた。

いよいよその差は、約1000XPと迫った。

まだ遠いといえば遠いが、クリスマスでアンドリューが遊び狂っている間に集中して追い込めば、ワンチャンありでは!?

旅館の部屋に着いても、私はずっとアプリを開いていた。

 

12月24日。

彼の勉強状況を示すグラフに動きはない。

なかった。

ところがだ。

私が晩ご飯を食べて部屋に戻ってみると、 

(厳密には、一番近い時点でのスクショになってます)



えっ!?いくら旅先でのんびり食べてたとは言え、ほんの食事一食の間にもうこんなに差がついているのだ。

そしてその差はみるみる開いていく。

しばらくは私も頑張っていたが、もうバカバカしくなった。なぜ私は旅先でこんなことをしているんだろう。

諦めて部屋で飲み始める。アンドリューはのびのびと経験値を稼いでいく。

惨敗だ。

勝負はあと一日あるが、もう明日はいい。アンドリューよ、私は明日稼がない。あんたへのクリスマスプレゼントだ。今週の一位、おめでとう。

 

 

 

月曜日。

ランキングはリセットされている。

その中にはもう、アンドリューの名前はなかった。

もう戦わなくていいと思うと、ホッとする。マイペースでいいのだ。マイペースでいこう。

ランキングのトップを見ると、日本人の名前が挙がっていた。前にも言ったが、プレイヤーに日本人の割合は、そう高くはない。それが堂々とトップにいるのだ。

まだランキングは始まったばかりである。誰にでもチャンスはある。

 

今週のライバルは、中曽根将太(仮名)、あんただ。一位になんてならなくてもいい。しかしあんたより前に出る!

 

また新たな戦いが始まる。