人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

無茶という薬、アレという薬

お世話になっている動物病院から時々メルマガが届くようになっている。

お知らせの他、院長先生のお話が載っていて、これがいつも面白いので必ず読むようにしているのだ。

今月のお話は深く共感したのでここでもシェアしたい。とは言っても勝手に転載する訳にはいかないので、ざっくり端折る。

 

院長先生は、頭痛持ちとのこと。

でも頭が痛いという度に仕事を休むわけにもいかないので、仕方なく頑張って行く。

しばらくしんどいが、気が付くと治っているというようなことが多い、という話だ。

逆に休日に頭痛がすると寝込んでしまい、悪化してそのまま夜、というコースになるという。

 

仕事を辞めてからもう、十年ちょい経ってしまった。

私も仕事をしている時分には、体調が悪くても出勤しなくてはならない場面は良くあった。

泣く泣く仕事に着手するも、院長先生の言うようにそのうち気が紛れて来ることは多かったのだ。

軽症なら、ちょっと無理するのも一つの手だと思う。

 

・・・などと思いつつ過ごしたこの週末であった。

金曜日から調子が悪く、さりとて休日を無駄にしたくもなく、予定を強行した。

土曜日については昨日書いた通りだ(笑)

日曜日は、スタジオでダンナと個人練習に入ることになっていた。

体調は相変わらず。

良くある不調だ。季節の変わり目になると、こういう日が出て来る。

深刻ではないことは分かっているのだ。頑張ってシンセを背負ってスタジオに向かった。

 

夜の9時にはF-1があるので、それまでには家に帰っていたい。

あまり早く帰ると飲みたくなってしまうから、夜の間スタジオに籠る形が理想。

そう言って予約を入れたはずなんだが、

「6時~8時か。」

「・・・それじゃ、練習終わってから・・・あんまりジカンガナイヨ・・・。」

何の時間なんだ。誰もそれを正さない。

「じゃあ5時~7時か。」

ソレデモタリナイヨ。」

「4時~6時。」

「3時~5時にしない?」

3時~5時に決定(笑)

正直体調は悪かったが、「アレ」がそれを上回ればいいのである。いわば治療だ。そう言い聞かせて、2時間の練習を頑張った。

 

で、件の現象が起こったのである。体調はすっかり良くなっていた。

気合いというか集中力というか、そういったものが体調不良センサーを鈍らせるような気がする。

大事なことは休符だ、音色の切り替えだ、曲の構成だ。センサーはそちらに全振りするのである。体調不良なんて二の次である。

まぁその程度の体調不良だったから、できたことかもしれないが。

 

新しくできた居酒屋さんで、乾杯した。

日曜日飲まないハードルの高いことよ。

来週は連休か。

今から諦めムードである。