人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

始まりは、タコ。

今週のお題「私がハマったゲームたち」

 

昭和43年生まれ、53歳。

まさかこの歳にしてまだテレビゲームにハマっているだろうとは、若い時分には思いもしなかったものだ。

長い付き合いである。

 

始まりは、ゲームウォッチだった。

うちにあったのはタコのやつとボクシングので、どちらもすぐ飽きるようなものであった。

それでも、やりたくないことがあるとそれよりはなんぼもマシなので、良くゲームに逃げたものだ。私の現実逃避的ゲーム依存は、この頃に形成されたのかもしれない。

 

真っ当なテレビゲームとしてはブロック崩しが登場していたが、家が金持ちでかつ親が甘い、というハードルを越えないと手に入らないシロモノであった。

やったことはあるから、金持ちの友達がいたのかもしれない。私も欲しくて仕方がなかった。

また世間ではインベーダーが流行ったが、あれもやりたくてやりたくて仕方なく、母にせがんで「一度だけ」という約束で100円持ってゲーセンに行ったことがあった。

しかしやり方が分からず、訳が分からないまま終わってしまったという、屈辱のゲームだ。

 

やがてファミコンが登場する。スーパーマリオだ。

やはり誰かの家でやらせてもらったのだろう。どハマリした。それから私は「家にマリオがある」という人のところには、ホイホイついて行った。

知り合って間もないような男友達の家に行き、一晩中プレイし、朝になってその友達のお母さんが彼を起こしに来ると私が胡坐をかいてマリオをやっているのである。驚いておられた。

そして18の時、やっと私はバイト料でファミコンを買った。

当時はソフトと抱き合わせになっていて、マリオとポートピア殺人事件を一緒に買った記憶がある。

ポートピアについて一言いたいが、セーブのできないアドベンチャーってどうよ!?

今ではとても考えられないことだが、アドベンチャーというジャンルを知らしめた功績はあっただろう。

買ったその日に「犯人はヤス」と聞かされた。パーソナル無線だ、相手は一方的に喋るので止められなかった。

 

「会社の友達が、スーパーファミコン売ってくれるって言ってるけど。」

私は結婚し、子供も生まれ、パートで働きながら子育てをしていたが、相変わらずグラディウスやドラクエなどに「逃避」していた。

夫の友達は、ソフト2本をおまけにつけて売ってくれたのだ。

自分で選んだソフトじゃなかったので興味がわかずしばらく放置していたのだが、気まぐれにプレイしたらどハマり、これが「クロノ・トリガー」であった。

世界観もキャラも音楽も良かった。

しかしもう一本の地味なピンボールのゲーム「鉄球」の方が、結果的に長く楽しんだように思う。

プレイ済みのゲームソフトはほとんど手放してしまったが、これはまだ手元に残してある。

 

次の転機は、プレイステーションの購入であった。

中古ソフト屋で流していたのを見て、ショックを受けた。「オーバー・ブラッド」。

8頭身フルポリゴンのリアルな世界観。

天下のファイナルファンタジーもシリーズⅧで同様の進化を遂げ、ゲームはどんどんリアルになっていった。それにつれて私の依存も深くなっていくのである。

 

そのFFのシリーズⅫは、プレステ2になってからの作品だ。

FFはⅦからプレイしていたが、このⅫにどハマりして2年半も費やしてしまった。

厳密に言うと、通常版で1周、インターナショナル版で2周。

1周目は攻略本を見ずに自力で、2周目と3周目はそれぞれ違うジョブでプレイしたのだ。本当はもう1周したかったが、この時点でPS4でリマスターが発売されることが発表されていたのだ。やりたいソフトも溜まっていたし、これは後の楽しみにとっておくことにした。

 

FFⅩⅢは、プレステ3。

グラフィックの向上は目覚ましく、私はますますのめり込んでいく。しかし次のどハマりは、メタルギアソリッドⅤであった。

プレステ3になってから、メタルギアソリッド4、ピースウォーカー、と続けてプレイしていたが、高難易度と言われるこのゲームにもやっと慣れてきた所であった。

映画とゲームの融合を目指す小島作品は、ただのゲームの枠を超えていた。

没入感もひとしおで、なかなかこの世界から抜け出せなくなってしまう。

そこから私を引っ張り出したのは、やはり小島監督であった。

 

こうして53歳の私は今、プレステ4でデス・ストランディングをプレイしているところだ。

これまたどハマりしているので、年単位のプレイ時間が予想される。

 

こうなったら、シルバーゲーマーを目指す!!

目指さなくてもなってそうだけど。

若い時分には、思いもしなかったはずだ(笑)

 

 

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