人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子53歳。

 

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怪我の功名

「じゃあ行ってきます・・・・・・。」

駅まで車で送り届けると、ダンナは杖をついてヒョコヒョコと出かけて行った。

まさかこんなに早くまたあの杖を使う日が来るとは思わなかった。

ダンナ曰く「突然」足に激痛が走り、そのまま治らないと。仕事の合間に病院に行かれたら行くとのことだった。

「午後半休取ったから、そっちの病院に行く。」とのLINEがあったのは、昼休みの時間帯。ということは、もうすぐ帰って来るのか。

・・・早いな。

私はダンナを試すつもりで、ビールを冷蔵庫に仕込んでおいた。その気があるなら、ここをチェックするはずである。あなた次第、というか決定打はダンナに踏ませたい。

足は、肉離れとのことだった。どうでもいいことだが、肉離れと捻挫と通風でどれが一番痛かったかと言うと、通風だそうな。食べ物に気をつけましょうね。

「念のため、明日は在宅になった。」

「!?」

在宅。

人生は、試練の連続だ。神様はこうやって、私を試す。そして採点し、修行を終えた後に評価をするのかもしれない。

そして私は今度も、簡単に挫折した。あぁまた減点だ。そもそもの持ち点はいくつだったんだろうか。死後、釜茹でにでもなるのか。

決定打もくそもなく、自然な流れで私達はまた飲んだ。「明日は飲まない」という言葉を免罪符にして。

その「明日」は、在宅勤務だ。

在宅だと定時で仕事は終わり、通勤時間もない。これもまた危険な罠である。

「今日は飲まないよ。」

朝起きてまずそう言うと、ダンナは目を大きく開いてニコ~~~~~~ッと笑った。

・・・不安だ。