人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子54歳。

 

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チベットの死者の書

父のところにあったのを、面白そうだから借りてきたのだ。意外と字が大きくて読みやすそうだったので。

チベット密教の経典だ。宗教における死後の世界というものを知りたかったのである。

まぁ、色んな意味で面白かった(笑)

宗教のことなのであまり変なことは言いたくないんだが、ツッコミどころ満載で子供向けの昔話のように読んだのだ。面白かったから、内容についてはそのうち日記の方に書こうと思う。

しかし「読書」としては、なかなか厳しいものがあった。

翻訳がド直訳なので、非常に分かりにくい。「私が畏怖されも恐怖させられもせず、それらを私自身であると認識しますように。平和の並びに憤怒の形象の表象がここで私に明らかになってくる時、私が恐れることのない確信を得て、バルドを認識しますように。」分からん(笑)

まぁ経典だ、一語一句正確に伝えるためにはこうならざるを得ないのかもしれないが。

この本は、チベット仏教における人間の死後の世界を描いている。

人は死んだら生まれ変わるという輪廻転生は「不幸」とされていて、この輪廻から解脱する方法を教えているのだが、死んだ本人が解脱できないのには本人に信仰心がないからで、それを外側から手助けしてあげよう、というのである。死者が死後の世界で迷わぬよう、生者が「導き」を唱えて導くのだ。

それはかなり具体的なもので、死後49日まで、死者はその時その世界でどのような状態にあるか、どのように導くのかと一日ごとに書かれている。

早ければすぐに解脱できるが、迷いの多い悪いカルマの強い人ほど時間がかかるとのこと。

信仰心がなくとも、この導きをその場で信じることができれば解脱できるらしいので、導く側も頑張るのである。

転生までの49日間には、いくつかの段階がある。

例えば最初の一週間は、似たような試練が繰り返されるのだ。よって本の導きも似たような繰り返しだ。読みやすかったがすぐに眠くなった(笑)

また宗教上の独特な言葉や固有名詞も多く、理解するには程遠いものであった。

解説も細かく付いてはいたが、小さい字でびっしり書かれていたのですぐに読むのを諦めてしまった。これも読んでいたら、もう少し読み応えはあったかもしれない。しかし相当の時間を要すると思われる。

何だか良く分からなかったが、世界観は面白かった。

死後の世界については、何も分からないのである。もしかしたらこれが事実である可能性もあるのだ(笑)

死んだら眩しい方に行くんだぞ!怖い方に行くんだぞ!

ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆(根性いります)

「チベットの死者の書』 おおえまさのり訳

講談社