人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

愛の重み

トトトトト・・・・・・。

 

トトトトト・・・・・・。

 

どこへでもついて来る、エル。最終地点で膝に乗る。

どうも猫は、歳を取るほどに甘えん坊になる傾向があるように思う。最近は特にベッタリだ。

言っちゃいますよ。

 

愛されてます♪♪

 

こんなに分かりやすい愛情表現を惜しみなく注いでくれるのは、君ぐらいである。なんて太っ腹なのだろう。

駆け引きもない、プライドもない、見返りも求めない、ただ一途に私を愛しているのである。

例え私がどんなにダサい服を着ていようとも、風呂に入らず異臭を放っていようとも、仮に聖書を片手にアダルトビデオを観ていようとも、彼女の愛は変わることはない。これは凄いことである。

 

仮に私が殺人犯であろうと、何ならエルの母猫をひねり殺していようとも、エルは私を愛するだろう。

私が何者であろうと。

 

それには彼女が「満たされている」という暗黙の条件があるが、低いハードルである。

二日酔いで半日ぐらいご飯をサボッたとしても、眠くてドアを開けてやらなかったとしても、せいぜい鳴くだけだ、その愛は変わらない。

無償の愛。

それは人間の間でも使われる言葉だが、レベチ、レベチ。

人に理性や欲望がある限り、無償にはなり切れない。

完全無償、それが動物の、猫の、エルの、私に対する愛なのである。

 

そんな無償の愛が、今私の膝に乗っている。

一日はまだ始まったばかりだというのに、これ一体どうしろと・・・。