なんと、ビーバップハイスクールを描いたきうちかずひろの小説デビュー作とのことだ。
全然作風は違う。
監督:三池崇史
キャスト:大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗
孫娘を無残に殺された蜷川は、逃走中の犯人・清丸の殺害に10億の懸賞金をかけた。
途端に命を狙われることになった清丸は、保護を求めて出頭する。
しかし10億の懸賞金は、依然有効なのだ。もはや警察も機動隊も敵である。出頭先の福岡から東京の警察へと移送するのも、安全の確保ができない。
SPとして、銘苅と白岩が護送につくことになった。
そんな彼らに、行く先々で10億を手にしようと清丸に襲い掛かる人との戦いが待ち受ける。
そもそも清丸は、幼女を暴行、殺害を繰り返すクズだ。こんな人間を守るために、命を張らなくてはならないのか。
自分を守るために戦う銘苅らを、あざ笑う清丸。
こいつを守る意味なんかあるのか。
そんな気持ちが徐々に強くなっていく・・・。
ん~~、「正義」と「職務」の間で揺れ動く銘苅の心理は複雑で見応えがあったが、ちょっとマンガかなぁ。
設定に無理があるのはフィクションとしてありかと思うが、不自然さは否めない。
しかしそれを払拭するほどの俳優陣の演技力があった。
特に大沢たかおの迫真の演技には、泣けた。
最後の銘苅の葛藤が最大の見せ場だと思うが、そこから後はいらなかったんじゃないかな?
色々詰め込み過ぎの感もあり。
それだけあって、最初から最後まで釘付けではあったが。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆