予告通りライジングをやることにした訳だが、私は「知らずに」買ってしまったのだ。しかし「知ってて」プレイする。
期待はしない。つまらなかったらすぐにやめるつもりで始めたのだ。
小島監督は関わっていないという認識だったのだが、一応指揮下にはあったようだ。トレーラーも監督編集のものが出ていた。ポータブルオプスのような、「僕は見守ります」的な外伝にあたるのだろう。
しかしね、これはヒドイ。これを「メタルギア」というのはいかがなものか。
確かに傭兵派遣が更に発展した、メタルギアの世界観の将来ではある。
しかしこれは全く別物のゲームだ。ステルス要素も戦略もない。単なるアクションゲームだ。ストーリー性にも乏しく、敵を倒す動機付けが甘いので先に進みたいと思わせない。
ただ目の前に敵が現れ、それを倒すのみ。そこに後付けでストーリーがついたような感じである。
まぁそれだけに、アクション部分はなかなか爽快ではあった。こういうのが好きな人には好まれるのではないかと思う。
ただ、メタルギアシリーズを愛するファンにとっては、残念としか言いようがないだろう。「どこがメタルギア?」その一言に尽きる。
だからこそ「ライジング」なのかもしれないが、メタルギアである必要性を感じない。
個人的に好んでやるジャンルじゃないので、ジャッジが厳しい部分もあるとは思う。ザクザク斬るアクションが好きな人なら、楽しめるのではないかと思う。
残念ながら私はそうではないので、もうやることはない。
次いこ、次。