朝の散歩は、ダンナとふたりで。夜は私が行くので、ダンナ主導で行く。
どうもダンナの方に懐いているようで、こちらを窺うように見る時はダンナを見る。立ち上がってじゃれるのも、ダンナの方だ。
頭で考えすぎて緊張しているのが伝わっているのかもしれない。
実際頭の中では一日中、「どうしたらいいのか」を考えてばかりいる。
どうしたらみっちゃんがもっと懐いてくれるのか。
どうしたらみっちゃんが他の犬に吠えなくなるのか。
どうしたらみっちゃんが安全にお散歩できるのか。
どうしたら。どうしたら。どうしたら。
昼は窓を開け、よしずを少し上げて外が見えるようにしてみた。
ずっとケージの中だ。外は見えるようにしてあげたかったが、慣れるまでは刺激が少ない方がいいと思ったのだ。
吠えるね💦
人の気配に、吠えてしまう。一度スイッチが入るとなかなか興奮が冷めず、いつまでも吠えている。
ネットにあるしつけ方法だと、「構うな」というものが多い。
しかし、人が通るたびにこれはどうなのか??
みっちゃんは、かなり臆病なようだ。
夜の散歩の時間が近づいてきて、気が付いた。
昨日の一件で、すっかり怖くなっている。
よりによって、初めてのソロ散歩。もしまたハーネスが抜けたらどうしよう。
一応ハーネスと首輪をチェーンで合体させて予防策はとったが、昨日のあのシーンがフラッシュバックする。
一度不安になると、散歩そのものが不安になってくる。
他の犬に出会ったらどうする?
飛びかかって行っちゃったらどうする?
自分が対応できないような事態ばかりが浮かんでくる。
ビビッちゃダメだ、みっちゃんに伝わってしまう。私に足りないのは、大らかさだ。どっしり構えて。お散歩は楽しいことを伝えよう。そのためには私が楽しまなくては。
世の中、こんなにたくさん犬を飼っている人がいるとは。行く先々で、犬の散歩に出会う。
できるだけかち合わないようにコースを変え、みっちゃんが興奮しそうになったら気をそらす。
走ることが好きなので、走ってごまかす!上手くいったらご褒美だ。
一度だけどうしてもすれ違うことになってしまったが、間一髪で走り抜けたのだ。ハー、良かった・・・。
吠えないで済む経験を積むことがいいらしい。
吠える必要がないと分かってくれればいいのだ。
叱ることはあまり意味がないとのこと。逆に「できたら褒める」。
猫の扱いなら、自信はある。多少の無理もできるし、いけないボーダーも分かっているつもりだ。
しかし犬のことは全く分からない。ネットの情報も、「基本」はあれど「みっちゃんの扱い」はみっちゃんを理解している人にしか分からないのである。
私は途方に暮れている。
無力だ。
手探りで、切り拓いている。
夜、元飼い主のお嬢さんが来たのであがってもらった。
もう声が聞こえただけで大興奮、ミツコ部屋に入るとケージが壊れんばかりに飛び跳ねていた。
ちょっと縮まった距離に喜びを感じていたが、・・・無力だ(笑)