どうもお酒に酔うと無敵になってしまいヤバい。
何でもできそうな気がしてしまうのである。
ある晩は、某ゲーム制作会社に入社できる気になってしまい、突然パワーポイントの勉強を始めた。
またある晩、私はオーケストラの指揮者になった。第九を聴いているうちに感極まって、指揮棒を振っているのである。実際には私はオーケストラをリードしているのではなく、私がCDに合わせているのだということには気づきはしない。
アイデアが溢れ出して止まらない。私は天才か。
飲んだ翌日のメモアプリは、支離滅裂である。理解できる部分は恥ずかしくて直視できないようなものばかりだ。
LINEを開くと娘ぶー子から「どうしたEE:AEB2F」と問われて終わっている。その前には私が貼ったリビングの写真。汚い酒宴のテーブルだ。コメント、「くっそうおうおう!!」。意味が分からないが、面白いと思ってやっているのである。
アプリのメモには、ブログネタのカテゴリもあるのだ。思いついた時に書き留めておく。ネタ涸れ防止だ、些細な事も一応入れておく。
ここも飲んだ次の日は、いけない。
ネタが溢れて仕方がないのである。天才か。
今日も、さて何を書くかとメモを開くと、覚えのないネタメモが並んでいた。
・じーさんばーさんに弱い。
・焼き肉の日のこと、キャベツとかです。
・どう見てもムリな量(炭酸)、頑張る。
・めちゃなかれた。
これを書いた晩には、これらが立派なネタとして開花することを疑っていなかったのだろう。
一体どこをどうしたら、いや確かにこんなんがネタとして面白くなるならある意味天才である。
ならばメモ止まりでなく、いっそ下書きをここに入れてくれ。お前の本気を見せてくれよ。
私は天才なのか??