人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

エル、14歳。

12月にミュウを見送ったばかりだというのに・・・・・・・。

次はエルである。

まずは先月、ギャッと鳴いて後足のあたりを痛がっていたので病院で診てもらった。

年齢的なもので、腰の骨が悪くなっているとのこと。

治るものではなく、進行を遅らせる治療になる。サプリを飲ませることになった。

結構大きな錠剤なので中身を出してご飯に混ぜているが、匂いがするようで食いつきが悪い。

確実に飲ませるには、喉に突っ込んでやるしかないのだ。

嫌がることはしたくない気持ちと、病気の進行を頑張って遅らせたい気持ちとがせめぎ合っている。

そしておとといの夜中。

一緒に寝ていたエルが吐いた。

吐くこと自体は珍しいことではないのだが、何度も吐いた。

朝起きる時にもまた吐いたので拭き取ろうと見てみたら、血混じりなのかピンク色である。

その後も吐くので、病院へ連れて行ったのだ。

触診で、お腹のあたりが膨れている感じがするとのこと。

どうやら胃の動きが良くないらしく、胃に食べ物が留まっていることが超音波で分かったのだ。

点滴と注射をしてもらい、薬を貰って帰って来たのであった。

これで胃がまたちゃんと動いてくれれば問題なしだ。

深刻そうな感じは全くなく、これにて一件落着と安心したのだが・・・・・。

その後、全くの飲まず食わずである。

時間が経つにつれ、心配になって来る。

血液検査では異常がなかったのだ。このままでは良かったものも悪くなってしまうのではないか?

調べてみると、36時間以上水を飲まなくなったら病院行きのサインとのことであった。

脱水の先にあるのは、腎不全だ。

そんな、おとといまで全く普通だったのに、どうしてこんなことにEE:AE5B1

しかし不思議なことに、本猫はケロッとしている。飲まず食わずであること以外は、いつもほど動かないぐらいで至って普通だ。

一緒に寝ようとついて回り、名前を呼ぶと鳴いて喉を鳴らす。とても具合が悪いようには見えないのである。

ご飯だって、食べたそうにはするのだ。

お皿に顔を突っ込み、口が触れるところまでいくのに、ふと止めてしまう。

しかし、水には全く無反応だ。

あんなに大好きだったお水には、見向きもしない。一方、おしっこは普通に出ている。

脱水が不安なのでもう一度病院に連れて行こうと話していた。

ところがさっき、ほんの少しだが、ご飯を食べたのだ。

ご機嫌もいいし、病院のストレスを考えると迷うところである。

私は医者ではないが、エルのことなら誰よりも分かっていると自負している。

「胃の動きが悪い」というトラブルを抱えてはいるが、食欲がないだけで、具合が悪いようには感じられない。

少しだけどご飯は食べた。

このまま薬を飲んでいれば、良くなっていかないだろうか。

その間に脱水が進むのも、事実だ。

病院で絶叫していたエルを思うと正直、できるだけ連れて行きたくないんだが・・・。

迷っている。