人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

5センチのニュー・ノーマル

食事の味付けが濃いのか、食後は喉が渇くことが多い。

しかしそんな時、何を飲んでもしっくり来なかったのだ。

ジュース類は甘すぎる。

お茶は苦すぎる。

水ではすっきりしすぎる。

どうにもしっくりこないまま何となく色々飲んでいたところに、ふと思いついてしまった。

炭酸水だ。

無味ですっきりはしているが、炭酸の刺激。これが効いた。

ペリエなどという炭酸水が飲まれているヨーロッパの感覚が理解できなかったが、なるほど、このニュートラルにしてこの刺激。

いいぞ、炭酸水。

しかし、飽きるねEE:AEABFやっぱりもうちょっとはっきりした味が欲しい。

そしてやがてまた、思いついてしまうのである。それは「ジンジャーレモン」であった。

思いついてしまったら、もう一刻も早く我が家のノーマルにしてしまいたい。

ところがネックがあった。糖分である。

糖質制限中であった。

市販のシロップは、軒並み糖質が高い。

ならば作るか、糖質の低いのを。砂糖を低糖質のものに置き換えればいい。

買ってきたのは、ラカント。

炭水化物値は高いが糖質はゼロという、不思議な甘味料である。

生姜2パック、レモン2個で作った。

後で知ったが、これは要冷蔵だったらしい。果実酒感覚で、作りっぱなしにしてしまった。2日間。リビングにて常温。

この時点でかなりテンションが下がってしまった。そして出来上がった量はほ~~~んのちょっぴり、直径10センチほどのボトルに5センチほど。レモンと生姜を抜いたら、もっともっと減るはずだ。

もうすっかり、愛着なし。

極薄にして2回飲み、昨日最後の1回をまともな濃さにして飲み終わったところだ。

別に腐ってもいなかったし味も美味しかった。

でもあの労力であの量。

要冷蔵と知った時のやっちまった感も思い出され、もう作る気にはなれない。

体にも良さそうで、発想は良かったと思うんだが。

また炭酸水に戻る。