人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子53歳。

 

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52歳、中二病になる。

空を見上げる。

澄み渡る季節だ。どこまでも青く、広がっている。

見下ろせば名も知らぬ雑草がひっそりと咲いており、小さな虫がその恩恵に与ろうとしている。

コンクリートに埋め尽くされつつあっても、この地球の美しさはまだまだ残されているのだ。

それはあまりにも当たり前のようにそこにあるから、気付かないだけだった。

空が、花が美しいのではない。この世は美しい。美しいもので溢れている。

そんな世の中を、ほんのいっとき生きて、私達は去っていくのだ。その生死すら、美しい。

もう二度と出会えなくなるのである、庭のバラにも近所の川に住むカモにも友達にも家族にも。

そう思うと全てがはかなくて、手放したくなくて、愛おしくなる。

それがより一層、全てを美しくする。

あと30年生きるかもしれないし、もうすぐ死ぬかもしれない。

そのどちらでもきっと、短い人生だったと思うことだろう。

ままならず苦悩多き「生」をもう繰り返したくないと思う反面、この美しい世界ともう一度出会いたいとも思う。

死が無であれば、選べる余地はない。この世とは、永遠の別れとなる。

なぜみんな、平然と生きていられるのだろうか。

なぜ私はこんなにのんびりしているのだろうか。

有難いことに、人は愚かだ。だから立ち止まらずに生きていける。

愚か者が作り出すこの世界にも、美しさは溢れているのだ。

愚と美の共存する矛盾多きこの世界を、垣間見て去っていくのが私達。

何かを残す人もいるだろうが、私は脇役として終わっていくだろう。

こんな私にも、生きる喜びを与えられたことには、感謝しかない。

もちろん辛いこともたくさんあった。

しかし今はそのどれも、自分に必要だったと思えるのだ。

悲しいことに、人は愚かだ。失敗から学ぶのである。

ここまで書いておいて、まだ私は変わりそうにない。新年明けたところで、目標も抱負もありはしないのだ。

今年もまた、空を見上げて阿呆のように「綺麗だな」と思って終わることだろう。

のん気なものだ。

そんなんでちょっと、起爆剤を探しに行こうと思う。

見つかるといいんだが。