よりによって、こんな大事な日にカラオケで声を潰すなんてEE:AE474
ゴスペルの練習日であった。
しかし私には「練習日」ではない。
お別れの日だ。
コロナによって、全ての音楽活動がストップした。
突然時間ができてしまった訳だが、その間私は色々考えていた。
そもそもずっと悩んでいたのだ。
ゴスペル、合唱、バンドと欲張り過ぎたため、常にアップアップでそのどれにも全力投球できない状態であった。
ライブが終われば次のコピー、コピーが終わればリハ、リハが終わればライブ、並行してゴスペルと合唱。
忙し過ぎた。
どうすればいい?
何かを減らすしかない。
しかしどれも、手放したくなかった。
だからずっと、悩んでいたのである。
そして決心した。
全て手放すことにしたのである。
とは言っても現在活動しているのはゴスペルだけなので、まずはゴスペルに別れを告げることとなった。
その最後の日が、来てしまったのである。
声が嗄れた状態でEE:AEB64
歌えないのに行っても練習の邪魔になるだけなので、終わり頃に顔を出すことにした。
それでもせっかくだからと、ソロパートをいただいてた曲を少しばかり歌い、帰って来たのだった。
辞める旨を伝えたのはもう、数ヶ月前のことだった。
行けばもうそれで終わりになると思うと、どうしても足が向かなかったのだ。
「まだもう1回ある」という状態から動けず、こんなに時間が経ってしまった。
いつまでも、留まっている訳にはいかない。
私は新しいことに挑戦する。
ラララを辞めたことを後悔しないためにも、挑戦して、形に残すのだ。
ラララに加入して、約5年。
たくさんの曲を知り、たくさん歌い、凄く勉強になった。
合唱は発声の基本、ゴスペルはその応用・発展だ。自由度がある。
そして、ハーモニー。
少人数故の、ひとりひとりの重さ。その重なり。
他にない経験をさせてもらった。
この経験を、無駄にはしない。歌は個人的に細々と続けていくつもりだ。
バンドの方は迷いが出て、自分が立ち上げたバンドだけやっていこうかと思っている。
また以前のように活動が活発になったら私も動きたくなるかもしれないが、少なくとも私の「やりたいこと」を中心において量をコントロールしようと思う。
今は最後の課題曲の練習中だ。
これが仕上がったら、いよいよ「やりたいこと」に着手する。
クラシックピアノとアレンジをやっていきたい。