YouTubeに演奏動画がUPされるのは、初めてのことではない。
しかし今度は、これまでとは違う。
これまでは、いわゆる「記録」的な意味合いを持ったアップロードであった。見るのもほとんど身内関係だ。
今度の曲は、発表するために作成されるのだ。見せるためのものである。
そして重要なのは、バンド全体で撮るのではなく個別で撮ったものを合体させるので、ひとりひとりが際立つのである。
もっとハッキリいうと、化粧をちゃんとしないとEE:AEB30・・・なのである。
これに備え、ブサイクな私は「詐欺メイク」を検索しまくり、動画で勉強した。
お金はかけたくなかったので100均でコスメを揃え、撮影前に化粧を施すことにしたのだが・・・。
まともにやっていたら、時間もお金も途方もなくかかってしまう。何しろ下地を作るだけでもハイライト、シャドーなどで濃淡をつけたり、その下地のためにまた下地を縫っておいたり、とてつもない。
ある程度省き、あるもので代用したりして、先へ進む。
アイメイク。
私は左目が一重、右目が奥二重なので、両方とも二重にするのが理想だ。
アイテープを買ってきたが、難易度以前に大問題が。
老眼鏡邪魔EE:AE5B1
しかしこれを取ると、細かいところなど全然見えないのだ。一重も二重もあったもんじゃない。
勘でやってみたりメガネをずり下げてみたりしたが上手くできず、剥がそうとすると今度はそれが見えない。
ゴシゴシこすっていたら、ギョEE:AEB30腫れたEE:AE5B1みるみる瞼は腫れあがっていく。
どうしよう、これ以上はヤバいかEE:AE5B1衛生的にも良くなさそうだし、二重的にも難易度が上がってしまった。
今回は諦めよう。あぁただの一重が、腫れぼったい一重になってしまった・・・。
こうなったら、アイシャドーに目デカ効果は頑張ってもらおう。
ドンキで500円で買った30色のパレットがあるのだ。これだけあれば、色についてはどうにでもなろう。
しかし500円だ、発色、悪っEE:AEB30どれも薄付きで、単なるパール系になってしまっているものが多い。
仕方がない、あるものでやるしかないのである。
グラデーション。難しいの。これでいいのか、良く分からん。
リキッドライナーで、アイラインを入れる。良く「まつげの間を塗りつぶすように」というが、意味が分からん。
目尻を長めに切開ラインも書けば、目が大きく見えるらしい。
しかしだよ、メガネがないとこんな細い線は見えないのだよEE:AEB64勘だ。
どう見てもおかしいが、消しゴムにあたるものがない。もういい、遠目で見れば分からんだろう。
人生初の、つけまつげ。
のりは、下側じゃなくて上側につけた方がいいらしいことが分かった。
自まつげと馴染んでないんだがEE:AE5B1最初にビューラーで上げておくべきだったEE:AE5B1
おお、確かにちょっと目が大きくなった感じはある。しかし難易度を考えると、ゴッソリ毛がくっついてくるマスカラとどっちがいいんEE:AEB2F
つけまだと、だんだん取れてきたりしても、本人気が付かないよねEE:AEB2F
う~ん・・・。
まゆげ。世の中はまた極太眉に戻っていた。
家にあるアイブロウでサッと書き、ぼかすようにアイシャドーで仕上げる。良く分からん。やっているだけだ。
下半分はマスクなので、一応これで完成だ。確かにいつもの顔とちょっと違う。詐欺メイク的変身と言うよりは、単なる厚化粧である。
「ここまでする必要はなかった・・・・・。」
そう思ったのは、自分の演奏動画の確認をした時と、編集してベースを合わせた動画を見た時である。そんな細部まで見えんわEE:AE4E61時間もかけたのに。
そもそもメガネをかけて弾いてるのだ。化粧なんかいらないぐらいであった。
だったら、見えるようなところへしていけばいいじゃないか。
詐欺メイクを極めれば、いっとき私も美人になれるのだ。動画サイトの中なんかで終わらずに、美人になって外を闊歩すればいいではないか。
自粛生活でこの数ヶ月、化粧を全くしなくなっていたところであった。
こうなったら毎日買い物にも化粧をしていき、精進してやろう。
まぶた、頑張ってくれよEE:AE482