猫をフニャフニャといじくっている。
こんな事をしている場合じゃないのは分かっているが、どうにも止まらないのである。
現実逃避だ。
焦れば焦るほどに、脱線する。
「何やってるのEE:AE4E5」
こんな時、本当に昔は良く母に怒られたものだ。
「やることやってからにしなさいEE:AEB30」
至極真っ当なお叱りだ。しかし私にはピンと来なかった。なのでまた、何度でも脱線する。
あの頃も、良く猫に逃げたものだ。
本当に、良く怒られた(笑)
それがなくなり、いま私は脱線のし放題である。
集中すれば1時間で終わるものも、こうして何日もかかってしまう。
そのくせ、脱線には集中力を発揮する。だから本線に戻るのにも時間がかかってしまうのだ。
リハは明日だ(笑)
もう毎度のことだが、背水の陣である。
だからといって最後の力を振り絞る訳でもなく、余計に逃げたくなっている状況だ。今日は大五郎が良く膝に乗る日である。
コピーしただけで全く弾いていない曲が、まだ4曲あるのだ。もうここまで逃げてしまうと、向かい合いたくない。
やるまでが長いだけだ、やれ。やれ。
というもう一人の自分の声が、虚しく心に響いている。
助けてよ、大五郎。
叱ってよ、お母さん!