人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

10年後のハンティング

だから何?という感じなのでわざわざ報告しなかったが、1万円引きのキャンペーン期間にPS4を買ってもらったのだ。

買ってもらっておいて言うのもなんだが、私にはPS3でのゲームがあるし、今すぐどうというものではなかった。

中古ソフトを見に行ったりもしたが、時代はオンラインに変わりつつあり、それに伴ってゲームの種類もガチのアクションが幅を利かせていた。

もちろん欲しいソフトはあったが、今すぐではないのである。しばらくPS4は眠っていることになるかと思われた。

しかしだ。

娘ぶー子のモンハンアタックに押され、たまたまバンド仲間のご子息もやっていたこともあり、モンハンでPS4デビューと相成った。

自分もそうだったが、オンラインゲーマーは一緒に行こう、助けてあげるとなぜかやたら親切である(笑)

まずはダンナが最初にぶー子とゲーム上で合流したが、彼女は自分の城を案内するが如く、意気揚々としてあちこち連れ回していた。

テーブルについて乾杯をし、腕相撲をし、食事をする。

クエストに出れば道案内をし、戦いやすいように助け、簡単にクリアしてしまう。

あれよあれよという間に展開し、「明日があるから」と別れてダンナは現実に返ったのだ。

狐にでもつままれた感じである。

ところで私は、大きな勘違いをしていた。

オンラインでゲームをやるにはお金がかかるが、それはハードに対してかかるものだと思っていたのだ。

ところがアカウントごとだったので、私もオンラインでやるには別途支払う必要がある。

私は今PS3をプレイしてるし、「私も」とは言いにくいところだ。

そこで、バンド仲間のご子息であるEE:AEB80彼が「一緒にやろうEE:AE482」と言ってくれたのだ。

私は「ケンちゃんが」と強調してあたかも不可抗力の体で、課金を迫った。

こうして私も晴れて、オンラインモンハンデビューとなったのである。

ケンちゃんは、初めての場所の案内をしてくれる。

テーブルについて乾杯をし、腕相撲だ。同じ流れに笑ってしまった。

そして助けられ、簡単にクリアし、別れたのだ。

何だったんだ、この滞りのなさは。今後ひとりで行かれる気がしない。

あくまでも本命はやりかけのPS3だが、以前モンハンにハマッた時もこうして始まったのだ。

私はまた、廃人の道に戻るのだろうか。

あれから10年後のモンハンである。