人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

人口ならぬ、メジロ口。

休日が長くなるとそのぶんダラけるものだが、今年は少しばかり意識したこともあり、捨て日は少なかったように思う。

歳のせいか、飲み過ぎが続いて深酒ができなくなってきたことも大きい(笑)

夜も早い時間に布団に入ってしまい、たっぷり寝ても朝とんでもなく早い時間に目が覚める。そして元気に行動できるという訳だ。

あてもなく散歩に出ることが多かった。

この辺りの地域がたまたまそうなのかもしれないが、川や自然がまだ結構残っていて、歩き甲斐がある。

川があるところには草木が多く、草木の多いところには鳥も多い。

普段見かけないような鳥がたくさんいて、それらを見ているのが楽しかった。

メジロがたくさんいることに驚いた。

一時期我が家の庭にも良く来ていたので覚えたのだが、深緑の体をしたウグイスのような小鳥である。渋い緑に目の周りの白が際立って、愛嬌のある小鳥だ。

「あれもメジロかなEE:AEB2F」林の中で、小さな鳥がさえずっていた。

「う~~ん、良く見えない、似てるっちゃ似てるけどEE:AE5B1

鳴き声は良く聞こえる。そうだ、YouTubeでメジロの鳴き声を聞いて比べてみよう。

鳴き方はひとつではないようで、色んなものがアップされていた。

順々に流して聞いていたら、先程の推定メジロが近くにやって来たのだ。

「これに反応してるのかなEE:AEB2F」「きっとそうだよEE:AE482

音を大きくして流すと、メジロ(確定)は行ったり来たりしながら側を飛び回り始めた。まるでメジロが、YouTubeにではなく私達に呼応しているような錯覚に陥る。

「すごいすごいEE:AE5BE

やがてある鳴き声を聞くと、それと同じ鳴き方で目の前のメジロも鳴き出した。

「おおっ、コール&レスポンスEE:AE482」「会話してるのかなEE:AEAAB

チチチチチチチ、とメジロは絶え間なく鳴き続ける。

右へ左へと飛び回りながら、絶え間なく、鳴き続ける。

「・・・・・・・・・ちょっと・・・。」

「これって何か可哀想な感じ・・・EE:AEB2F

メジロは鳴き声の主を探しているのか、もはや必死という感じに見えて来た。

音を止めたが、メジロは鳴き止まない。そして変わらず近くを行ったり来たりしている。

「どうしようEE:AE5B1」「お友達を探してるよEE:AE5B1

「カラスで上書きしようEE:AE5B1」カラスの鳴き声動画を探し、流してみる。

カァーと間抜けな声が響き渡ったが、メジロに変化はない。

た、大変なことをしてしまった。もっと逃げたくなるような声はないだろうか。

と、その時。

それは実に感動的であった。別のメジロが現れたのである。

「お友達が来たよっEE:AEB30

2羽はお互いの姿を認め、踊るようにチョンチョン跳ねながら見つめ合った。

「2羽を引き合わせてあげたんだEE:AE5BE」「おい~~~。」

気付かれないよう、そっとその場を離れた。あぁ良かった、ホントに良かった。どうやらメジロは、思ったよりもたくさん生息しているようである。

メジロばかりでなく、綺麗な鳥をたくさん見かけたのだ。

鳥図鑑のアプリをダウンロードした(笑)

今後はカメラも持ち歩き、我が家の鳥図鑑を作りたいEE:AEACD