人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

永遠の父親

当然といえば当然なんだが、早く寝ればそのぶん深酒を防ぐことにもなるのだ。深酒しなければ、翌朝もつらくない。

この週末は早寝早起きに努めたが、いい感じである。今後も努力したい。

久しぶりに父に会った。

突然電話がかかってきて、「保谷でお祭りがあるみたいだから一緒に行こう」と誘われていたのである。

で、行ってみたらそれは祭りではなく、もみじを鑑賞するイベントで、たったひとつのもみじがライトアップされているのみであった。

とっとと見終わってやることもないので、地元に戻って飲んだ。

母もそうだったが、父の話も一方通行で長い。

親孝行親孝行親孝行親孝行親孝行、と言い聞かせつつ、この話面白いこの話面白いこの話面白いと暗示をかける。

コンビニで女性のお客さんとケンカになり、「馬鹿野郎!」と言われて「馬鹿というお前が馬鹿野郎だ!」「あなたが馬鹿!」「そういうお前が馬鹿だ!」とやりあった話は面白かったが。

ご馳走してくれた。

年金受給者に払わせるのはどうなのかとは思うが、父はご馳走することに誇りを持っているようだ。何でも食べろと言い、馬刺しやまぐろなどちょっといいものを注文する。

私がまだ親元にいた頃と、何も変わっていない。

帰り道の心配をし、アクセサリーを褒め、旅行に連れていくと張り切る。

ただの父親だ。変わらず父は、「父親」であった。

色々と問題はあったが、もう問題を起こす原因になるものはなくなったのだ。

私の素行だとか、私の将来だとか、母の面倒だとか、一緒に暮らすことで起こる摩擦だとか。

お互いに相手の地雷を踏まないように気を付けていれば、いい関係でいられるだろう。

地雷の数は減ったが、何しろどっちの地雷も破壊力がある(笑)この平和が続きますよう。

今度はマグロ解体ショーに連れて行ってあげたい。