以前「アイガー北壁」を観た話をしたら、勧められた作品だ。
こちらにも、死の壁と呼ばれるアイガー北壁の登攀が絡んでくるが、ジャンルとしてはスパイ映画である。
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:クリント・イーストウッド、ジョージ・ケネディ
裏の世界では凄腕の殺し屋だったジョナサン。
足を洗って大学の講師になっていたが、以前のボスから依頼が来る。
断るつもりで出向くも、聞けば自分の恩人が殺されたという話だ。
その殺した人物がターゲットである。ジョナサンは再び銃を取る。
ターゲットは、その日アイガー北壁を登るチームのメンバーという事だけは分かった。
登山家でもあったジョナサンもそのメンバーとして参加するが、自分自身も命がけとなるアイガー登攀。
ターゲットも特定されないまま、ジョナサンの「サンクション(制裁)」は下されるのか・・・。
ん~~、まず、古い(笑)1975年の作品だ。画像の粗さからも登場人物のスタイルからも、古さが漂ってくる。画像サイズが小さいEE:AE5B1
しかし、ストーリーに鮮度は関係ないんだなぁと思わされる作品であった。面白かったEE:AE482
ターゲットが誰なんだか、本当にサッパリ分からない。あいつも怪しい、こいつも怪しい、という中で、チームワークが問われる登山なのである。
お互いに命を預け合っている中で、ジョサナンは使命を果たさなくてはならない。
そもそもボスだって、信用できる人物ではないのだ。もはやこれは、個人的な復讐と言ってもいい。
自分が生きて帰り、「確実に」ターゲットを抹殺する方法。
それが最後の恋人のセリフで、ハッとさせられるのである。
これはもしかして、ただの大団円ではないのかもしれない。
正解は、ジョナサンのみぞ知る。
大きな謎を残して終わるあたりが、逸品であった。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆