「明日から」と言った昨日。つまり、「今日から」のはずであった。
昨夜ダンナは仕事から帰ると、「いやぁ、あのさぁ、・・・。」とデレデレ照れくさそうに何かを言い淀んでいた。
もっ、もしかしてEE:AEB2F
「飲みたいの!?」
前日の飲みが中途半端で、不完全燃焼だったらしい。
「わかったよ、あなた一人に恥はかかせられないわ。これも妻の役目。」と言って、結局昨日も飲んでしまったのだ(笑)
次のライブはセッション企画で、色んなバンドの曲を私もダンナも数曲やる予定になっていた。
じわじわと日にちも迫ってきているから、計画的にコピーして練習に入らなくてはならない。
話題は主に、課題曲について。
ダンナはギターを抱え、時々思いついたように短いフレーズを弾く。
「あ。」
そうだ、ずっと言おうと思っていたのだ。
「Stone in loveの出だしだけどさ、・・・。」
ジャーニーの古い曲である。今回のセッションで、ダンナがリクエストした曲だ。歌いたかったので、ボーカルは私が名乗り出た。
「3拍子で弾いてくれないと、歌いにくいよEE:AE482」
演者側に回ることにより、とうとう放置できない問題になってしまった。
今日までも、何度も声を張り上げる議論を交わして来た(笑)ここでもネタにしたことがある。
簡単にいうと、イントロからドラムが入るところまでが3拍子、ドラムの変拍子が入ってから4拍子になるというのが私の考えで、ダンナ、というか、私以外の全ての人が、「最初からずっと4拍子」という、認識の違いがあったのだ。
課題曲化したので、最近もまた会う人会う人にどう聴こえるか聞いて回っているが、3拍子説を唱える人は皆無である。
私に言わせれば、みんな「4拍子の曲」と思って聴くから、そう聞こえてしまうのだ。
冒険を望まない。
4と言ったら4、それが安心なのである。3になったり変拍子になったりという「規格外」を排除したいのである。
お互いに「一体どうしたらそのように聞こえるのだ」と持論を力説し、音符を書き、曲を聴き、無益な時間が流れていった。
結論などない。お互いに自分を信じてるし、答えは演者か作曲者に聞くしかないのである。
無益な時間だが、実は私はこう言った時間が好きだったりする。
自分が思いつかないような考え。
もしかしたら相手を覆せるかもしれないという挑戦。
正直、もう自分が間違っていることは感じてはいる。
それでもどうやっても私には3拍子にしか聴こえないので、4拍子でギターを弾かれると歌いにくい。
そこで「せめてドラムが入るまでは3拍子で弾いて」というすり合わせを試みたが、ダンナはダンナで「4拍子にしか聴こえないから難しい」となる。
この論争に、終わりはあるのか。
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