人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

最後のアナログ

ビデオテープの整理をしている。

映画やアーティストのライブのビデオなど、DVDやブルーレイで改めて入手できるものはいい。

手元に残したいのは、ホームビデオの類だ。

古くは若い頃のライブ、新婚旅行、そして娘ぶー子の成長記録。

ビデオデッキはまだ健在だったが、使わなくなったのでモニターを繋がなくなってしまった。つまり、全くほったらかし。

しかしこれがあって良かった。デジタル化ができる。

そうなのだ、いくらデッキが生きているといっても、いつ壊れるかわからない。管理もしづらいし、これらのビデオを全てデジタル化することにしたのだ。

方法はいくつかあったが、キャプチャー機器を買い、一度USBメモリーに保存してからPCに取り込んで、DVDに焼いていくことにした。

デジタル化である。つまりまだ、デジタルではない。

実際にビデオを流しながら、「ここまで」というところがきたら手動で止めなくてはならない。

難しいことは分からないが、キャプチャーは1時間の時点で分割されてしまうというので、1時間以内のキリのいいところで止めなくてはならないのだ。

1時間近く放置できるといえばそうだが、たとえばライブや運動会など、長そうなものがくると気を遣う。

できれば途中で切りたくない。

さっきのビデオは、52分あたりでぶー子誕生日が始まった(笑)

残り時間を気にしながら、20年前の誕生日を見る。

ハッピバースデートゥ~ユ~EE:AE5BE

うわ~、歌い始めちゃったよ、フルコーラスだよねEE:AE5B1イカ天みたいに途中で小さくして失格にできないか。

歌い終わった。ろうそくの火を消した。終わったぞ、早くビデオも終れEE:AE5B1

姿を消す20年前の私。

プレゼントを持って再登場。これ開けるんかいEE:AEB64

「おしゃれキャット」のビデオだ。悪いがそれ、20年後には処分だぞ。

さらに紙袋に手を入れて、58分経過。

仕方がないので、ここで切った。

こんなことはしょっちゅうである。

デッキの方もご老体で、数年ぶりの稼働時には電源がうまく入らなかった。

その後は何とか頑張ってくれてはいるが、1本噛んでしまい、また、動かないテープが1本あった。

今にも壊れるんじゃないかとヒヤヒヤしながらの作業だ。

これが終わったら今度はミニDVっていうのがまだたくさんあるんだが、一体いつ終わるんだろうか。

ながらでできるとは言え、半分意識をそっちに持って行かれるので何事にも集中できない。

その上しょっちゅう失敗して、そのリカバーも非常に面倒だ。

そしてこれが終わったら・・・・・・、いよいよMDかEE:AE5B1

私も大変だが、そんなに詰め込んでPCは大丈夫なんだろうか・・・。