娘ぶー子が、とにかく早く観ろ観ろというので、レンタルの予約順位を入れ替えて借りてみたんだが。
話題になった作品だ。
私もかなり興味はあったんだが・・・。
監督:デミアン・チャゼル
キャスト:マイルズ・テラー、 J・K・シモンズ
アメリカでも最高峰の音楽学校と言われるシェイファー音楽院で、ドラムを叩いていた19歳のアンドリュー。
中でも最上位クラスのバンドメンバーに選ばれ、浮かれていたのも束の間。
指導するフレッチャーの、鬼のようなシゴキに耐えなくてはならない日々となった。
天才を輩出しようとするフレッチャーの異常なまでのシゴキは、やがて生徒たちの気持ちも蝕んでいく。
結局アンドリューは挫折するのだが、ある日、街で再会したフレッチャーに、再びバンドへと誘われる。
そしてアンドリューは、再びスティックを握る・・・。
最初は「鬼教師のシゴキに耐えて成長する生徒の青春映画」ぐらいのテンションで見ていたが、フレッチャーがムナクソ過ぎて非常に不快であった。
ところが最後の一瞬にして壮絶な、大団円。
恐らく、フレッチャーもアンドリューも「超えた」のだ。
その奇跡の前には、怒りも敵意もない。
・・・というところなんだろうが、ありえへーんEE:AEB64
斬新な終わり方にしても、私ら声揃えて「は?」であった。
仲間内でも評判の高い作品だったが、個人的にはイマイチかなぁ・・・。
***後日談***
その後、ぶー子に「どこがそんなに良かったのかが分からなかった」と言うと、ラストシーンについて分かったことが。
最後の最後、ブレイクから最後の音を出す前の間に、フレッチャーの顔がアップになる。
その時何かを言っているのが顔の動きで分かるらしいのだが、肝心な口は映っていないので、何を言っているのかはハッキリは分からない。
しかし注意深く見ていれば、その言葉が分かるという。
「グッジョブ」という危険な言葉が。
まぁ、へ~~とは思ったが、分からなかったら何にもならんのだ。こういう大事な部分が伝わりにくいというのもどうなのかと思う。
そういう意味では、もったいなかったかな。その部分を理解出来ていたら、見終わった時の評価はかなり違ったものになったと思うと残念だ。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆