大晦日、娘らとPへ。
元旦、娘ら来る。
2日、娘らとカラオケ。
家が近くなったので、一緒に過ごすことが多くなった。
ぶー子のパートナーも大人しい子だが、こうして集まるのは嫌いじゃないようで助かっている。
とは言え、さすがにカラオケはどうなのか。ちょっと不安であった。
まず、飲みが長時間に及ぶこと。
カラオケで飲むと必ずと言っていいほど酔い潰れること。
そもそも世代も歌の好みも違うし、会社の忘年会のような拷問ではないのか?
選曲には自分らも気を遣わんから、好きに歌ってくれとは言われた。
とは言え、どうせならつまらんと思われるより、「いい曲だね、誰の曲?」と言ってもらう方がいい。
好きでもない曲に手拍子して数分を過ごす苦痛は与えたくないし、かと言って自分だけ気持ち良く歌って誰も聴いてないというのも切ない。
やはり「初めて聴いてもいい曲と感じる」か、「そこそこメジャーな曲」を中心にいくべきだろう。
酔いが回らぬうちは、歌いたい曲もなかなか浮かんでこないし声の調子も良くないものだ。
なのでいつもなら最初のうちは「○○タイム」とし、ひとつのアーティストの曲をウォーミングアップとして順に歌っていた。
ちょうどいいのはビートルズだったりするが、これは若いのがついて来れん。
これが延々続いて「いつまでビートル辛抱しなきゃならんのか」などという思いをさせてはいけない。
もうちょっと聴きやすいところでビ、・・・ダンナが入れてしまった、ビリー・ジョエル。
もういい、やられた、もう絶対ビリー・ジョエルなんか歌わない。
結局ダンナはこの1曲しかビリー・ジョエルは歌わなかった。なにをあんなに意固地になってしまったのか。
で私は、ある意味今が旬のクィーンタイムとした。
言いましても、「曲を知ってる」と「歌える」は別である。こうしてみると、意外と歌える曲は少なかったりする。
バラード系が続き、明らかに場の勢いが淀むので、もうクィーンはしばらくお休みだ。
もっと酔ったら、かの「ボヘミアンラプソディ」で盛り上げよう。
ところがだ、このあとダンナが入れた「I was born to love you」で娘ら大盛り上がりである。完全に持っていかれた。
正直に言うが、私はこの曲が嫌いだ。80年代に入ってからのクィーンはクィーンとカウントしていない。売れちゃったボウイみたいなものだ。
娘らのウケを狙って歌おうか迷わなくもなかったが、迷っただけに悔しいものがある。
それも、歯に枝豆が引っかかってるかなんか言って、モゴモゴ歌っているのだ。
「ちゃんと歌えないなら代わってくれ」と、本気でそこまで出かかっていた。
飲み放題の酒は、結構難しいものがある。
私達は最終的にはいつもワインを飲むのだが、カラオケボックスのワインはなぜか悪酔いする。
なので私はギリギリまでレモンサワーで制御した。
ところがサワーが飲めないダンナは早い段階からワインをカポカポ飲んでいた。
案の定、そのうちウトウトし始めたので、これはもう潰れると予感してその時にブログにも予言したのだが、なぜかあの日のダンナはダイハードであった。
ひとりの落伍者も出さずに、カラオケはフリータイムをフルに使って終わったのである。
ところで終盤、マキシマムザホルモンの「恋のメガラバ」を入れて娘らの盛り上げに成功したが、ヘドバンでイエローカードを食らい、全く何をやっても裏目に出たカラオケであった。