人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

食欲増進剤

猫カテの方にも書いたが、猫の具合が悪く、全くご飯を食べなくなってしまったので「食欲増進剤」というものを病院で出してもらったのだ。

もう死を覚悟する程の弱りようだったのが、途端にご飯をモリモリ食べるようになったのでその効果に驚いた。

病気の治療とは別なので根本的な解決にはならないが、食べないことには生きていけないのだ。

実際、ずいぶん元気になってくれた。

食べることの大切さを思い知った。

そして、薬の威力も。

死に瀕した生き物が、薬ひとつで食欲増進してしまうのである。

もうこれひとつあれば、どんな病気も表面的な解決を見せるのではないか?

ガンだろうが腎不全だろうが、病気が進行しようが食欲さえ衰えなければ生きていけるんじゃないか?

この薬は別の子にも出されたものだ。その子は「腎不全による気持ち悪さで食欲が出ない」と説明されたが、気持ち悪さよりも食欲が上回ったのである。

食欲が常にどんな負の症状よりも上回れば、栄養分も水分も摂ることができるのだ。

負ける気がしないんだが。

そこでふと考えた。人間には使えないのだろうか?

私は不治の病に侵されている。

もう余命いくばくもない。

病院のベッドで意識朦朧、息も絶え絶え。

そんな時に、食欲増進剤が投与される。

するとどうしたことか、カリガリに痩せさらばえたぽ子がムクッと起き上がりステーキ丼を要求、ニンニク醤油でご飯が進む。

こんなことになるのだろうか。

いや、もっと早く投与してくれ、これでは妖怪だ。

入院の話が出たぐらいから食欲増進剤を出してもらえば、少なくとも栄養は行き渡って元気は確保できるんじゃないか。

元気、大事よEE:AE5BE

ということで、猫に関しては希望を持っている。

食べてるうちは大丈夫じゃないかな?EE:AEACD