退院してからは、ずっと一緒に寝ている。
これまでは、朝方鳴かれるのでもう一緒に寝ることはなくなっていた。
寝ている間のことが心配なのと、最期の時をできるだけ一緒に過ごしたいのとで連れて来たが、大人しく寝ている。
そして、目覚ましが鳴ると起こされる(笑)
スヌーズ機能は必要なくなった。
私と一緒にリビングに下り、水飲みやトイレを済ますと窓際の寝床へ行く。
ずっと寝ていた。
ずっと、ずっと、寝ていた。
昼になっても、夕方になっても、起きなかった。
起こすのは可哀想だと思って寝かせておいたが、ちょっと待てよ、その間、ご飯も水も摂っていないことになるじゃないか。
急に焦り出し、ご飯や水を寝床に持っていく。
目を覚ますと、大人しくご飯は食べた。
水は、飲みたそうにするのにあまり飲まない。
そのまま夜になった。
相変らず寝たきり、ご飯は食べるが水はあまり飲まない。
このまま脱水するんじゃないか。
というか、このままどんどん・・・・・。
8時半頃になったら、突然起き出して、スタスタとキッチンへやって来た。
しっかりとした足取りだ。「ニャー」と元気にひとこと。まるで「充電、終りました。」とでもいう感じだ。
そして、鳴く。鳴く。鳴くEE:AEB64
何かを要求するように、大きな声で訴えて来る。
入院前に、良く見られた行動だ。
水が飲みたいように見えるので足したり取り替えたりするのだが、飲まない。
それを繰り返して気がついた。
ヤカンで足し水をする時、注ぎ口に口を寄せる仕草をする。
臭いを嗅いでいるのかと思っていたが、そのままにしておいたらそこから直接飲み始めたのだ。
結構な量を飲んだ。
理由は分からないが、皿から飲みにくい何かがラッキーにはあるのかもしれない。
その後もヤカンからは、たくさん飲むようになった。
そのせいかは分からないが、元気になった気がする。表情がいい。
なにしろ、あんなに鳴かれたのは久しぶりにことだ。
あの頃はウルサイと思っていたが、今は頼もしい限りである。
ただ今度は、ご飯をあまり食べなくなった。
今日の夕方、病院に予約が入っている。
指示を仰ぎたい。