人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

20年後の再会

ガドガド風サラダ。

桜エビみじん切り・大さじ3強。

ピーナッツみじん切り・4分の1カップ。

相変わらず、不調だ。頭が痛い。

面倒なレシピを選んでしまった。みじん切り。

しかも、桜エビにピーナツEE:AEB2F

ザクザクいける気がしない。

アレを・・・、出すか・・・EE:AEB87

「アレ」も、出すには踏み台を持って来て高い収納から引っ張り出さなくてはならないが、エビピーナツのみじん切りよりはストレスがなさそうだと思ったのだ。

アレを使うのは何十年ぶりだろうか。

恐らく買った頃にちょこっと使っただけだろうと思われる。

基本、あんなものはなくても全く困りはしないのだ。レシピに書いてあったから必要だと思い、買っただけである。

騙されたような気持だ。

電動ミル。

その時買ったのは、本格的なカレーのレシピ本であった。

私はまだ若かった。それが「本格的」であることに気付かなかったのである。

だから言う通りに、書いてあるものを揃えたのであった。

スパイスはほぼホールで求めて、そのまま入れたりミルで挽いたりするようになっていた。

ペーストを作るのに、フードプロセッサーも買った。

これも結局ミキサーと仕事がかぶり、なきゃないでいい感じがする。

一応みじん切りもできるが、こんなもの引っ張り出して用意して、最後に洗ってまたしまうことを考えると、明らかに手でやった方が早くて簡単だ。

ちなみに今回ミルの方を選んだのは、単に量が少ないからであった。フープロでは刃にすら引っかからない量である。

どれ、お前も使い道があったんだな、と思いつつ、まずは桜エビを挽く。

一瞬であった。

ファ~ッと回ったと思ったら、もう粉になっていた。

すっ、すげーEE:AEACAEE:AEB30私は君を誤解していたかEE:AEB2F

まるで魔法のようである。こうなると早くピーナツ君も見たい。

ギューン。

・・・これは桜エビのようにはいかんね。少し時間をかけないと、まんべんなく崩れない。

大きな固形がなくなったと思ったところで止める。

何かちょっと様子が変だ。

なぜ貼りついている??

容器を開けてみると、粘土のような半固形状になっていた。

恐らくピーナツの油分で、このようなことになったのだろう。

それでも究極的に挽かれたと思うと、私は感動した。

ミルよ、見直したぜ。

しかし今後、使うことがあるかねEE:AEB2F

20年に一度の活躍である。

別れるための再会だったのだろうか。

最初で最後の記念撮影。