新たなる野望。(野望コチラ)
もはやこれは障害と位置づけ、私は新たなアプローチからの生活を試みていた。
私には、ひとつのことを最後まで終わらせることが難しい。
何かをやろうとする。
その途中に気がついたことに脱線する。
さらにその脱線中に、他の事に脱線する。
これが幾重にも繰り返され、色んなことがやりかけのままになってしまうのである。
気が逸れやすいのもある。
忘れないうちに、と思う事もある。
いずれにしろやりかけのまま次の事に移ってしまうので、どんどんとっ散らかっていくのである。
で、思いついた方法が、「ひとつのことをやり遂げる」であった。
何かが目についても、それは後回しだ。とにかく今やっていることを終わらせる。
さて、実行してみたが、結論。
無理。
私には無理だEE:AEB64
ひとつのことを終わらせると、途中でやろうと思いついたことを忘れてしまう。
そのストレスに耐えられない。
この場合おもに家事だが、こんな家である、問題だらけでやるべきことに溢れているのだ。脱線天国である。
これをひとつずつこなしていたら、どれほどのものを後回しにしてしまうのか。
かといってこれまではどれもが中途半端だった訳だが、このままではいつまで経っても家の中は改善されることはないだろう。
一部が解決するか、全体的に何となくごまかっているか。
私の頭の中は、つねに雑然としている。
あれもやらねば、そのためにはここをこうして、でもそのためにはまずこっちに、ああEE:AE474
こういった事案がこんがらかって詰まっているのである。
だからまず、手っ取り早いとっかかりから手を付けていた。
私の脳味噌のキャパは狭い。
そこで、新たな助っ人を仲間にすることにしたのだ。
ノートとボールペンEE:AEB5C
思いついたら書き出すEE:AEB30
床拭こうと思ってた、アイロンかけようと思ってた、タンスの整理しようと思ってた、こういうのを優先順位グループ分けして、思いついた時にノートに書き出していく。
終わったら消す。
これなら忘れることはないから、思いのたけ集中して「やり遂げ」ればいい。逆に脱線しても、消されていない項目は忘れることがない。
かくして、やるべきこと「最優先」、「まあまあ」、「そのうち」の小さなノートが常にテーブルに載っていることになった。
今度こそ、やり遂げて見せるEE:AEB30