色々と煩わしいので、ご近所さんと顔を合わせたくない。
かと言って出遅れてバツの悪い思いもしたくなかったので、朝8時半からの雪かきだ。
天気は良く、気持ちはいい。
どれ、いっちょきれいにしてやるとするか。
しかしこれが「娯楽」などではないことは、すぐに分かった。
重いEE:AEB64
重い上に、雪を集めている場所がどんどん遠くなる。
そして雪の山はどんどん高くなるので、その分高く放らなくてはならない。
汗をかき始めたが、もう脱ぎに戻るのも面倒臭い。
このまま一気に片付けよう。
最初に出てきたのは、隣だ。
よほどキッチリすれ違いでもしないと挨拶もしない間柄で、一番出てきて欲しくない人であった。
珍しく向こうの方から挨拶してきたので面食らった。しかし顔も見ない。
なので私は向こうに尻を向けて、雪をかいた。
結局隣は道路には手を付けず、車の雪だけ落としていった。
これで再びひとりになったが、今度は「どこまでやったらいいのか」という問題が残されていた。
この一角は変則的な袋小路になっていて、私道部分の境界線が曖昧である。
まぁ逆隣りは3人の子育て中、向かいは仕事でいない、斜め向かいも同じく。
みんな雪かきなんてしている余裕はなさそうだ。
かといってこの家の分を全部はさすがにキツいEE:AE5B1
なので若干多めに、多めに、・・・。
止めどころがわからんEE:AE5B1
誰かの家の分だけ少なくなってしまったら、なんだか不公平だ。
もうウジウジ考えるなら、どんどんやってしまえ。仮に不公平でも、たくさんやってあげれば文句もなかろう。
きりがないEE:AE5B1
疲れた。
暑い。
豆が痛い。
ここで誰か出てきたら面倒だ、と思ったところで、「誰か」が出てきてしまった。
斜め向かいだ。
ここは共働きだからいないとばかり思っていたが、おばあちゃんがいたんだったEE:AE5B1
おばあちゃんだよ、私だってこんなにキツいのに、おばあちゃんが、私が疲れ果てたタイミングで出て来ちゃったよEE:AEB64
斜め向かいの分を助け、結局2時間だ。
外は寒かろうと思い、部屋の暖房は切らずに自分を迎えるようにしてあった。
しかし汗だくである。
疲れた。
次はベランダか。
このままでは洗濯物が干せん・・・・・。