「肝臓が暇そうだからさ・・・。」
仕事から帰ったダンナの手には、レジ袋。ビールの缶が透けて見えている。
今月、いや、今年の私の目標は、「平日飲まない」であったはずだ。
しかしほんの一瞬で、それも覆る。
「まだ、その目標はいつから始まるのか決めてないから。」と言って、晩ご飯のおかずを酒のつまみバージョンに変更していく。
あとはなすがままだ。
辛うじて申し訳程度に、2本目のワインを下から3センチほど残した。
ラーメンのスープなどをほんの少し残し、「スープは残した」という手口と同じである。
ダンナが先に寝てから、飲みながら皿を洗う。皿を洗うためには、干しっぱなしになっている前回分を片づけなくてはならない。
飲みながら片づけ、飲みながら洗い、飲みながら食べ残しをしまう。
いい気持ちだ。
ここで寝ておけばいいものを、今度は「ベースの練習」など始めてしまう。
なぜ今ベースなのか。これが酔っ払いである。
その後、次のライブの曲のコピー前作業。なぜ今。なぜ昼にやらん。
「良し、合格。」と何に対してだか分からぬ太鼓判を押し、次はYouTubeサーフィンだ。
一体寝たのは何時だったのだろうか。
翌朝は漢方効果か、二日酔い的な症状はなかったが、とにかく眠い。
結局、やるべきコピーは全く手つかず、今も睡魔と戦っているところだ。
さて、今夜も飲むだろう。
明日は久しぶりに一日空いているので、どこかに出掛けようと話している。
それが叶うかどうかは、今夜の酒量次第だ。
理性が試される。(昨日すでに試された気もするが。)