年に一度のアノ日がやってきた。
この日は合唱の練習日だったが、ダンナが「せっかくだからちょっと飲もうよ」と言ってくれ、駅前の居酒屋で待ち合わせたのだった。
合唱の練習がちょっと長引いたので遅れてしまった。
こんなこともあろうかと「先に行って飲んでて」と予め言ってあったのだが、それでも珍しく「何時頃?」、「終わって完全に身動きが取れるようになったら連絡して」と後で考えればいつもよりも嫌に細かいダンナではあった。
10分ほど遅れてお店に入ると、ダンナは飲まずに待っていた。
遅れたことを謝ると、ダンナは私の背後を凝視している。
私達の席は端っこだったので、私の後ろは壁だ。
振り向くと、その壁の後ろに人影が・・・・・・・。
ホントにビックリしたEE:AEB30
いつもお世話になってる、バンド仲間ご夫妻であった。プレゼントを持って駆けつけてくれたのだ。
一体いつから仕込んでいたのか、とんだサプライズである。
facebookの方でも、誕生日をプロフィールに登録してあるのでお祝いのメッセージが届いていた。
正直、とても気が重かった。
数など気にはしないが、この一年の私の評価のようで、恐ろしかったのである。
たとえひとりでも、メッセージがもらえれば嬉しい。そのことに感謝したい。
それがふたりだったら、倍嬉しい。
小さな幸せに感謝したいと思っている。
それでも、facebookの友達が増えるにつけ、その数に比例しない結果になるという事は自分に何か落ち度があるような気がして、それを知るのが怖かったのである。
なので、人数は数えない。誰から来た、来ないなどと考えない。頂いたメッセージにひとつひとつ感謝してお礼をする。それに徹するようにした。
有り難いことである。
私は自分の幸せを自覚するべきだ。そしてそれに感謝するべきである。
しかし、これを失うことが怖い。
幸せであることに溺れると、足元をすくわれるだろう。
注意深く、「これは頂いた幸せ」であることを忘れずに、謙虚に生きていかなくてはと思う。
幸せとは、大きなトラップだ。
自分は正しく生きているだろうか。
常に問いかける。
理想を掲げ、それに近づいていけるよう、努力を怠らない。
私を信じて欲しい。
短い時間だったけど、たくさん笑った夜であった。
かけがえのない家族に、友人に、感謝したい。
49歳かぁ~~~EE:AEB64