3つのLINEグループで、3つのバンドのセトリ決めが同時進行していた。
しかもそのうち2つはビートルズ。
ややこしくてかなわんEE:AE5B1
その翌日。
やっと酒も解禁になり、ダンナと駅前で飲んだ。
2軒目に向かう途中、偶然ビートルズバンドのメンバーに会ったのだ。
これぞ神のにぼし飯。
「ミーティング」と称して一緒に飲む。
無事に仮のセトリも決まり、今度こそ早く帰るつもりが結局終バスに乗り込むことに。
結構、酔っている。
終点まで寝過ごしたら、帰る手段がなくなりそうだ。絶対に、寝てはいけない。
こんな時は、しりとりである(笑)
簡単だと寝てしまうから、「食べ物縛り」にして、ちょっと難易度を上げておく。
予定通りのバス停で降り、家までの道のりもしりとりは続く。
「う」が難関だ。
家が見えてくると「う」で悩んでいる私にダンナは、「家に着いてエルに会った時に考えていた人が負けね」と勝手なルールを作って早足になった。
ちょっと待てッEE:AEB30う、う、う、・・・。
「ういろう。」
神が降りた。
神はちゃんと、助けるべき人間を分かっているのである。
「えっEE:AEB2FうEE:AEB2F」と言ってダンナは絶句し、スタスタと家の駐車場を歩く私の腕を引っ張った。
構わずそのまま家の鍵を開け、玄関を上がろうとした時にダンナは私の肩を掴んで止めようとした。
私は掴まれた肩から上着を脱ぎ、自分だけ玄関に上がった。
いよいよリビングに入ろうと思ったその時、ダンナは叫んだ。
「うさぎッ!!」
びっくりして私は振り向いた。うさぎ!?そりゃ食べれるだろうが、ちょっと待ってEE:AE4E5
「私さっき、『牛』って言おうと思って我慢したのにEE:AE4E5」
しかしダンナは耳を貸さず、勝ったとばかりにサッサとリビングに消えていったのだった。
まぁ寝ないで家に帰るという目的は果たした。
思い返すと、静まり返る終バスの中に私達のしりとりが筒抜けだったのが、恥ずかしいが。