本番は4日後。
セッション。
曲数2曲。
どちらもキーボード。
結局GWが明けるまで、手をつけなかったのだ。
というか、月曜日に余裕があったにも関わらず、「そもそも月曜日は週明けでダルいだろうからやらないつもりだった」という当初の読みを、そのままわざわざ実現した次第である。
実は結構、余裕ぶっこいていたのだ。
1曲は知ってる曲だった。
たった二つのコードのバッキングと、単音でギターと同じフレースをなぞる繰り返しがほとんどを占めている。
これはコピーも練習も、一日あってもおつりが来る。
もう1曲は知らない曲だったが、実際にはキーボードは入っていないところ、厚みを出すためにバックで邪魔にならんように弾いてくれればいいとのことであった。
その程度でいいのだ。どう弾くかも私の自由。
これも含めて一日で全部終わるだろう、ただこれまでの経験で、思いもよらぬことが起こる可能性もあるから、慌てずとものんびりし過ぎるな、ぐらいの気持ちでいたのだった。
着手したのは昨日。
知ってる方の曲のコピーから始めた。
人様の企画ライブである。先にバラしていいのか分からないので曲名は伏せるが、ディープ・パープルのベストに入っている有名な曲だ。
イントロ、ギターと一緒。単音のリフ。
聞き取り簡単、書くのも簡単、4回も繰り返してくれて、以上イントロ終わり。
その後のバッキングは先に書いたように、たった二つのコードの繰り返し。
サビに入る前の展開でちょっと変化があったら、またサビでギターと同じ単音のフレーズ。
これでワンコーラス出来上がり。間奏もなし。
いや~、笑いが出る程、ラクチンだねぇ。
この後のギターソロとドラムソロの間はお休みだ。
厳密に言うと何か効果音が入っているが、再現不可能と見たのでお客さん各自、脳内で足していただく形にする。
さてっと、これでサビに戻って終わりか。お前はいいヤツだったなぁ、短い間だったけど、すっかり好きになったよ。
・・・・・・。
・・・・・・EE:AE5B1
あとちょっとなんだが、サビに入る前のホントにあとちょっとなんだが、ドラムソロが終わったら違うパターンが入ったよEE:AE5B1
音的には半音ずつ上がっていくだけなのだが、色んな音が半音ずつ上がっていくのでどれ弾いたらいいのか分からないよEE:AEB64
とりあえず一番聴き取りやすい音を拾ったが、ちょっと待ってよ、もしギターがこれと同じパートを弾いたとしたら、とってもスカスカの間抜けにならないか。
いや、ギターはコードで弾くだろうか。
分からんEE:AE5B1
ってかギター誰よ??
ってかこの曲、前にうちのバンドのライブでやってるじゃんEE:AE482
私は歌だったから演奏は完全にひとごとになっていたが、ここ、どう弾いてたんだろう??
動画を探してみたら、まだUPしていなかったEE:AEB64去年の7月のライブねEE:AEB64EE:AEB64どうりで時々せっつかれる訳だ。
さて困った。
困った。
困った。
聴いては書き、聴いては消し、あぁもう、聴くたびに違う音が聴こえてくるEE:AE4E5
だぁっ、もうこうしてくれるわ、YouTube動物動画鑑賞EE:AEAAB
その後にせんべいなど食べてやっと、我に返ったのだ。何とかしなくては。
窮鼠猫を噛むというが、私は追いつめられると逃げることを考える。
何とか楽してここを逃げ切れないものか。
私は2階の音楽室に駆け上がった。
おおEE:AEAABありよった。
あるじゃねーか、楽譜が。
急いでそれを手に取り、目次を見る。
あったEE:AEB64
そのページを開く。
あるある、ちゃんとキーボードパートが余すところなく。
ホクホクとそれを抱え、リビングに戻る。
自分の楽譜と見比べると、あんなにシンプルな音だったにも関わらず、私のと全然違うじゃんEE:AE4E6
イントロ、単音じゃないよEE:AEB64私の楽譜は、超簡易バージョンね、初心者向け。
書き直しの手間はあったが、音を拾うストレスから解放され、無事楽譜は出来上がった。
もう1曲も、少々聴き取りづらくて難航したが、「厚み程度でいい」という依頼に甘え、ホントに厚み程度で収めた。
終わった。
あとは練習だが、ぶっちゃけ弾くには簡単なフレーズばかりだ。ナメている(笑)
今週一番の難所を通り抜けて、清々しいところだ。
次は7月。
そこそこ大型のがふたつ。
早めに着手するとするかの。