【秘孔】漫画『北斗の拳』・『蒼天の拳』に登場する架空の人間の急所。(Wikipedia)
「テレビで、犬の秘孔の話をやってた・・・。」
そのとき私は初めて「秘孔」という言葉を聞いたのだが、勝手に「秘密」+「気功」=「秘功」と変換して話を聞いていた。
結果的に似たようなものだったので間違いに気付かずにいたのだが、北斗の拳に由来していたことを知ったのはつい最近である。
つまり、その秘孔を突くと、ワンちゃん途端に参っちゃいますよ、ということらしい。
その指導にお金を取っている業者がいるという話だ。
「私も猫の秘孔なら知ってますがね。」
嘘ではない。自信がある。
何度も噛まれ、引っ掻かれ、発見した、猫の秘孔。
「そう、それが、ぽ子が突いてる秘孔と、ほとんど同じ場所だったんだよ。」
えっEE:AEB2F
自信があるとは言ったが、まさかそんな裏付けまでとれるとは思わなかった。
ますますあれは、リアル秘孔ではないか。
しかし、お金を取って指導しているとはいかがなものか。私ごときが片手間にもできることである。
確かに相手の機嫌を損ねぬようにその「弱点」を突くには、ちょっとしたコツはいる。
でもそんなものは、愛情を持って接していれば、おのずと分かるものなのではないか。
私は金などいらんから、その場所を公開する。
脇の下から胸、お腹だ。ここを揉んでやると、どの子もグッタリととろけてしまう(笑)
「弱点」だ、上手くやらないと怒りを買う。だからこのように広い範囲を上手く使わなくてはならないのだ。
いきなり腹を揉もうものなら、体を硬くして抵抗するだろう。
そこに間髪入れずに油断した脇の下、ここでアハンとなった瞬間、胸、再び腹、と揉み下ろしていく。
抱っこ嫌いの大五郎もエルも、これに陥ちた。
簡単ではなかった。ずいぶん噛まれ、引っ掻かれ、私のプライドも傷ついた。
それでも「嫌よ嫌よも好きのうち」の臭いを嗅ぎ取れたのだ。私は諦めなかった。
これを乗り越えた先には、得も言われぬ快感が待っているはずだ。
信じて私は精進した。
この技をダンナに伝授しようとしたが、彼は会得できそうにない。
優しいのだ。ちょっと抵抗されると諦めてしまう。
「その先の快感」の前に、「今の不快感」を与えたくないのである。
どちらも「愛」だ。
我が家の猫の幸せを信じたい(笑)