もう今月の週末は、あと2回しかない。隙あらばアレを使ってしまわないと。
手元には、2つの施設の招待券があった。どちらも使用期限は今月一杯である。
品川のアクアパーク、ひとり2200円。
よみうりランド、ひとり1800円+乗り物1回分。
合計で8000円分のチケットである。コレ、使わんともったいないでしょう・・・。
そろそろ後がなくなってきたので、土曜日に一網打尽にすることにしたのだった。
この場合、行先は決まっているので問題ないのだが、途中で何を食べるのかが大問題となってくる。
せっかく地元を離れるのだ、何かそこでしか食べられないものをセットにしたいじゃないか。
出先で迷うのは御免だったので、事前に調べまくっておく。
行ってみて分かったが、選んだ店はファストフード店であった。
お腹ばかり満たされ、気分は満たされないままアクアパークへ。
アクアパークはいわゆる水族館だが、既存のものとはちょっと違う工夫がなされていて面白かった。
水槽がタッチパネルになっていたり、水槽内がひとつの景色になっていたり。
光を上手く使い、アクアパークそのものが煌びやかな世界となっている。
アトラクションもあったが、メリーゴーランドとバイキングという両極端のふたつだけだ。
バイキングなどあまり乗る人がおらず、たまに動くとふたりで貸し切り状態、こちらとしてはやっと動いたバイキングが見たいので、晒し者である(笑)
イルカショーとペンギンショーを見ることにした。
ところがペンギンショーの会場に行くと、「アシカ」になっている。
「アシカだったらいいか。」
「うん、アシカだったらやめよう。」
ごめんね、アシカ。ペンギンが良かったのだよ。
イルカショーはただのイルカの芸だけでなく、上から落ちる水と照明が美しく、見応えがあった。
これまでみたイルカショーの中で、一番良かったかも!
ちくしょう、感動すると、なんで涙がチョチョ切れるんだ・・・。
そこから今度は、よみうりランドに移動だ。位置関係が全く分からない。
そもそも稲城とはどこにあるんだ??神奈川だと思っていたぐらいである。
最初の乗り換えは武蔵小杉。どこかで聞いたことがあるような・・・。
兄の家に行くときに通ったんだ、千川の。
ってことは、池袋の方か??
なんで品川から池袋に??ってか品川に対して池袋とはどこなのだ??
次に乗った電車は「立川行き」である。は?
品川から池袋のあたり(暫定)へ来て、次に乗る電車が立川行きとはどういうこった。
1時間ぐらい乗ることになるんじゃないか?
降りた駅は「稲田堤」である。なんだそりゃ。聞いたことないよ、全く。
ダンナに聞けば、ビール工場(分倍河原)のあたりじゃないかと言うので、ますます混乱した。
未だに分からない。一度大きな地図で教えてもらいたい。
しかしたっぷり電車に乗れたお陰で、ポコポコ(スマホゲームである)がついに、べーしすと氏に追いついたのだ。そのせいで、充電切れたが(笑)
京王よみうりランド駅を降りると、ゴンドラで遊園地に向かう。
ちょうど日が落ちようとしているところで、クッキリと富士山が浮かび上がっていた。
でも、高いところ苦手ね。高いことに気づかないようにするのが大変であった。
こんな時間にここに来たのは、イルミネーションを見るためである。
いつの頃からかダンナがイルミにハマり、ここのジュエルミネーションが綺麗と聞いたことから、新聞屋さんにチケットを貰ったのであった。
よみうりランド全体がイルミに彩られていて、凄いスケールであった。
凄過ぎてお腹いっぱい。全部は見て回らず、ショーをいくつか見て、帰ることにした。
ダンナが事前に調べて「これが見たい」と言っていたプロジェクションマッピングは、子供向けのショーで絶句していた(笑)
よみうりランドのマスコットキャラクターのグッドとラッキーが出てきて、雌犬のラッキー捕らわれ、雄犬のグッドが救い出すという、至極ありがちなストーリーである。不変のヒロイズム、ということにはちょっとした衝撃があったが。
こうして幼いうちから、男は強くあり女はか弱くあるべきだと刷り込まれていくのだろう。
ラッキーよ、少しは自分で脱出する努力をせよ。
わざわざ乗り換えの回数を増やしてまで行き先を変えて久米川に戻ったのは、飲み屋の選択肢が多いからである。
そこで軽く飲み、スパークリングワイン(安いものが出回るようになり、最近ハマッているのだ)を買って帰ってさらに家で飲んだ。
分かりやすいオチで、そのまま座椅子で撃沈。
歩数はイマイチながら、なかなかの移動距離だったのではないかと思う。
無料チケットで休日らしい一日を過ごすことができ、満足であった。