人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

深夜、スマホ、ブーブー

一体何時に帰って来たのか。

布団に入って寝ていたところをみると、それだけの気力は辛うじて残っていたと思われるが、翌日目が覚めたのはもう昼前だ。11時半。

オエッ、きもっ!!

せっかくダンナは休みを取っていたのに、これはもう終わった感。

 

こうなると汁物麺類しか喉を通らない。

ラーメンを食べてお腹が膨れると、今度はかったるくなる。

さっき起きてラーメンを食べただけだが、家に帰ったら布団に直行だ。

起きたらもう真っ暗。

まだまだ寝れそうではあったが、晩ご飯の買い出しに行かなくてはならなかった。

ちょうど半額タイムである。

自転車で店内まで5分のスーパーへ、ダンナを起こして車を出してもらう。

 

夜になっても二日酔いは癒えるばかりか、かったるくて何もする気にならない。

もう起きていることすら辛い。

晩ご飯に蕎麦を食べたら、また布団に舞い戻る。

SNSの現実世界へ顔を出しておこう。

一日見ないと、とんでもなく話が流れてしまうのだ。

二日酔いで死んでます、なんていう投稿はまるっきり見られない。

みんな、真っ当に生きているのだ。

飲んでもちゃんと、生きているのだ。

 

そのまま寝てしまいたいぐらいだったが、朝ご飯の仕込みがあったのだ。

流しには洗い物が溜まっている。げえ。

もう流しには手を付けないでそのまま調理だけしようと思う。明日でいいよ、いつもそうじゃん。

そこで思い出した「皿拭き革命」。

あぁ、この邪魔な汚れものがなければ、調理も気持ち良くできるのだ。

そもそもまな板置くスペースもないじゃないか。

ハイハイハイハイ、やりますよ、拭いてしまって洗いますよ。

 

最終的に布団に入ったのは、日付が変わってからである。

寝る前のスマホは禁じたはずだったが、全く眠くなかったのでつい手に取ってしまった。

眠くないのである。終わりは見えない。

やがてキンコーンという音が、その小さな機械から鳴る。

2時。メッセンジャー。

開いてみると、それはバンド仲間のグループであった。日中音沙汰のなかった、ギタリスト夫妻であった。

さては飲ん・・・、「今仕事から帰りました。」

えーっ!?てっきり飲み休日だと・・・。

乾杯の写真が送られてくる。い、今から・・・。

「おいでよ~♪」などといいうありえない誘いに、「はーい☆」という返事が入る。

行きつけのライブバーの若きスタッフ、ユキティだ。起きてたんかい。

 

彼女はいつも夜中に目が覚める、と言っていた。

メッセンジャーの着信音で起こしてしまったかと思ったよ!

そこから彼女も加わり、深夜のチャットは延々と続いていく。

 

やがて、「スマホがブーブー」というべーしすと氏の書き込みが入る。

こちらは正真正銘、着信音で起こされた方(笑)

目が覚めてしまったので、せんべいを食べるかどうか迷っていた。

こうしてまたひとり、寝不足が確定する。

 

何度か「もう寝よう」「おやすみ!」のやり取りをして、結局解散したのは何時だったんだろうか。

私は昼に(朝?夕方??夜??)散々寝たので眠くならず、ウトウトしたところで地震だ。

結構大きかったのでビックリしてすぐにさっきのグループメッセに書き込んだが、即レス来た、ユキティ(笑)あなた、ちゃんと寝てます??

 

そして時間差で前夜のメンバーが現れ、仕事へ、学校へ、飲み屋へ(行ったのだろうか?)と散って行った。

 

不思議な夜だった。

ダンナはグッスリ眠っていた模様。

この隙に、ヤバい写真、出しちゃえば良かったのに(笑)