一体何時に帰って来たのか。
布団に入って寝ていたところをみると、それだけの気力は辛うじて残っていたと思われるが、翌日目が覚めたのはもう昼前だ。11時半。
オエッ、きもっ!!
せっかくダンナは休みを取っていたのに、これはもう終わった感。
こうなると汁物麺類しか喉を通らない。
ラーメンを食べてお腹が膨れると、今度はかったるくなる。
さっき起きてラーメンを食べただけだが、家に帰ったら布団に直行だ。
起きたらもう真っ暗。
まだまだ寝れそうではあったが、晩ご飯の買い出しに行かなくてはならなかった。
ちょうど半額タイムである。
自転車で店内まで5分のスーパーへ、ダンナを起こして車を出してもらう。
夜になっても二日酔いは癒えるばかりか、かったるくて何もする気にならない。
もう起きていることすら辛い。
晩ご飯に蕎麦を食べたら、また布団に舞い戻る。
SNSの現実世界へ顔を出しておこう。
一日見ないと、とんでもなく話が流れてしまうのだ。
二日酔いで死んでます、なんていう投稿はまるっきり見られない。
みんな、真っ当に生きているのだ。
飲んでもちゃんと、生きているのだ。
そのまま寝てしまいたいぐらいだったが、朝ご飯の仕込みがあったのだ。
流しには洗い物が溜まっている。げえ。
もう流しには手を付けないでそのまま調理だけしようと思う。明日でいいよ、いつもそうじゃん。
そこで思い出した「皿拭き革命」。
あぁ、この邪魔な汚れものがなければ、調理も気持ち良くできるのだ。
そもそもまな板置くスペースもないじゃないか。
ハイハイハイハイ、やりますよ、拭いてしまって洗いますよ。
最終的に布団に入ったのは、日付が変わってからである。
寝る前のスマホは禁じたはずだったが、全く眠くなかったのでつい手に取ってしまった。
眠くないのである。終わりは見えない。
やがてキンコーンという音が、その小さな機械から鳴る。
2時。メッセンジャー。
開いてみると、それはバンド仲間のグループであった。日中音沙汰のなかった、ギタリスト夫妻であった。
さては飲ん・・・、「今仕事から帰りました。」
えーっ!?てっきり飲み休日だと・・・。
乾杯の写真が送られてくる。い、今から・・・。
「おいでよ~♪」などといいうありえない誘いに、「はーい☆」という返事が入る。
行きつけのライブバーの若きスタッフ、ユキティだ。起きてたんかい。
彼女はいつも夜中に目が覚める、と言っていた。
メッセンジャーの着信音で起こしてしまったかと思ったよ!
そこから彼女も加わり、深夜のチャットは延々と続いていく。
やがて、「スマホがブーブー」というべーしすと氏の書き込みが入る。
こちらは正真正銘、着信音で起こされた方(笑)
目が覚めてしまったので、せんべいを食べるかどうか迷っていた。
こうしてまたひとり、寝不足が確定する。
何度か「もう寝よう」「おやすみ!」のやり取りをして、結局解散したのは何時だったんだろうか。
私は昼に(朝?夕方??夜??)散々寝たので眠くならず、ウトウトしたところで地震だ。
結構大きかったのでビックリしてすぐにさっきのグループメッセに書き込んだが、即レス来た、ユキティ(笑)あなた、ちゃんと寝てます??
そして時間差で前夜のメンバーが現れ、仕事へ、学校へ、飲み屋へ(行ったのだろうか?)と散って行った。
不思議な夜だった。
ダンナはグッスリ眠っていた模様。
この隙に、ヤバい写真、出しちゃえば良かったのに(笑)