人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子54歳。

 

<拍手機能について>拍手機能を外部から追加しましたが、反映するまでタイムラグがあるようです。励みにしてますので、ご理解いただいた上でポチっていただければ嬉しい限りです。よろしくお願いします。なお、拍手機能はスマホ版に表示されていないようで、使用できない方には申し訳ありません。

二日酔いに万能薬

「飲むのホントに??」挑むような顔でダンナが言う。

「・・・飲みますとも。えーえー、飲みますよ、もちろん。」

日付が変わろうとしている11時半、ふたつのグラスにビールが注がれた。

翌日は土曜日だが、ダンナは出勤のはずだ。

そして前日、しこたま飲んだ後である。正直私は二日酔いで結構参っていた。

しかしそんなものは、飲み始めてしまえばすっかり消えてしまうのである。魔法の薬だ。酒は。

何にだって効く。

痛み、体調不良、緊張、遠慮、恐れ。万能薬とはこのことよ。

故に、使い方には十分気をつけなくてはならない。なのに私達は、それをしない。

薬として認知していないからである。嗜好品として、楽しんでいるのだ。だから悪びれない。

そして酒の供は、鍋だ。ホルモン鍋。ギットリと脂が張り付いていた。

そこにうどんも放り込む。

いつまでもこんな事をしていて、大丈夫なのだろうか。

健診の結果が悪かったこともあり、最近はちょっと慎重になってきている私だが、考えてみれば、もっと前から数値が悪かったダンナはもっと深刻になるべきではないのだろうか。

私は時々怖くなる。

朝、ダンナが起きてこない。

布団の中で冷たくなっている。

突然倒れてそのまま帰らぬ人となる。

検査の結果が十分警告を出しているのだ、何が起こってもおかしくはない。

私より真面目そうに見えるあまりに、そんな心配が似つかわしくなかったのだ。良く考えてみれば、リスキーなのはむしろあなたではないか。

「カーッ、旨いEE:AEB30」カーッ、ですって。ホントに旨そうだ。

「こんなに飲み続けて大丈夫なの??そのうち死ぬんじゃないかと最近心配になってきたよ。」

「だ~~~いじょうぶ、大丈夫EE:AE5BE」なんと説得力のない「大丈夫」。ますますこれは私が何とかしなくてはという気持ちになる。

「じゃあ逆に置き換えてみてよ。明日の朝起きて私が死んでたら、あんなに飲ませるんじゃなかったって後悔するよね??」

一瞬の沈黙の後、ダンナは大人しく「うん、そうだね・・・。」と言った。

そして、「じゃあぽ子の分はオレが飲むよEE:AE482とこともなげに言い放った。

さて、水曜日から飲み続けているが、このまま日曜まで飲み続けることになりそうだ。

もう努力よりも神頼みの方が、手っ取り早いのかもしれない。