続きがあった(笑)
前編にあたる倉敷編はコチラ。
もうネットのサイトは金輪際載せないので、堪忍してつかあさい。
ぶっちゃけ倉敷編ほど面白くなかったが、その後のことを書き残しておきたく。
一応倉敷編にはオチがついて終焉を迎えた形にはなっていたが、その後もスレッドは余韻でダラダラ続いていた。
勇者と呼ばれた突撃隊のメンバーは他のスレで活動を始め、その情報や突撃メンバーの募集、時々蓋の考察などが入る他は、名無しが雑談でスレを埋めていた。
そのうち、未解決であったネタの「区らしきの蓋」探しが始まるのである。
画像があるのだから、これは必ずどこかに存在する蓋なのだ。
そして区らしきの情報は、悔しいことに時々正しい話が含まれている。
恐らくこの蓋は、区らしきの自宅近くにある。
画像が投稿された時間で場所が絞られていく。
最初に行動に出たのは、やはり前回の勇者達だ。
その素早い行動力にみんな結果を大いに期待するのだが、ある程度探したところで突然、「もうローラー作戦しか方法がなく、この人数では果てしなさすぎる」と言って降りてしまう。
その後はひどい。
勇者をとりまくメンバーの仲間割れ、スレ住民にキレて「もう二度とここには出ない」と言って消えては時々現れてかき乱していく。
驚いたのは、一番ヤンチャであった17歳が、とある心霊スポットに突撃してからおかしくなってしまい、スッパリと突撃から身を引いてしまったことである。
こうして後味の悪いものを残したまま、しばらくスレッドは雑談と考察で過ぎていった。
やがて現れる次なる勇者。
ひとりが行けば、近所に住んでいるという人が次々と情報を提供するようになる。
そして区らしきの蓋は、ついに見つかるのである。
長い長い話であった。
1スレに1000の書き込み、まとめサイトなので無駄を省いたとしてもそれなりの数である。
この完結編は倉敷編ほどのドラマはなかったが、この長い物語にきちんと終止符を打ってくれ、感無量であった。
蓋探しが終わってしまった。
終わってみれば下らない話だが、夢中になって探していたものがなくなってしまい、寂しい限りである。