人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

復活。今度こそ!!

ふと目が覚めると、もう夜は明けていた。

スッと湧き上がるような、自然な目覚めである。時計を見ると、5時45分。

このような目覚めは実に久しぶりである。もうこんな朝は二度と来ないんじゃないかと思ってすらいた。

ゲームをやるほどの時間はなかったので、ネットサーフィンだ。こんな時間なら、後ろめたさもない。

6時半に布団から出て、久しぶりにまともな朝食を作る。

これだよこれ、こんな朝を求めていたのだ。

「爽快」なんていう上等なものではない、普通の朝、それですら私には上等であった。

長いトンネルのような毎日だった。あれは一体なんだったんだろう??

全くの無気力で、焦りを感じながらもただただ時間だけが過ぎて行った。

もう普通に洗濯してご飯を作ったりすることすら、永遠にできないような気がしていた。

どうにかしなくちゃと思うのだが、それを考える気力も、考えようとするそばから流れていく。

今日はとても気分がいい。やはりスタートで決まるのか。

気分がいいうちに、考える。どうにかしなくちゃ。

冴えてるぞ。理論的に考えるのだ。

なぜ今日は気持ち良く目が覚めたのだろうか?

思い当たることは、寝る前に久しぶりに本を読んだこと。酒を飲まなかったこと。

寝た時間は遅かったから、あまり睡眠時間は関係ないとみた。

やはり諸悪の根源は、酒とスマホか。

しかし完全に排除することはできない。うまく付き合う方法を考えなくては。

スマホは大丈夫だ、寝る前に見ないことは、今はそれほど高いハードルではない。

酒に関しては、まぁ付き合いもあるし、せいぜい無駄酒をしないようにするぐらいしか思いつかない。

どうも家に帰ってきても、ダンナが寝てしまっても、気力が残っている限り飲み続けてしまうのだ。

今後は諦めて、観念して、とっとと寝る。

酒は、飲んでる間はいいが、翌日に大きく影響するのだ。少しでも飲む量を減らすようにする。

そして良く言われるのが、「休日だからと言ってペースを乱さない」。

宵っ張りのため、休日前はついもったいなくて夜更かししてしまう。

そして朝は思う存分寝てしまう。

無駄酒を控えて早めに布団に入れば、おのずと早く目も覚めるだろう。覚めてくれ。

こうして私は、気力を取り戻すのである。

今日は本当に気分がいい。

あれほど私を追い詰めていた諸々のスケジュールも、ちゃんとこなせそうな気がする。

スマホめ、「スマホはオワリー」を使えないように仕組んだつもりらしいが、お前とはもう適当なつきあいにする。適当だ。どうでもいいってヤツ。

全てお前が悪いのだ。

私から時間を奪い、気力を奪い、結果お前だけを頼りにするようになる。まるで麻薬じゃないか。

酒はもっと悪いが、もう私は酒の奴隷ではない。私が利用してやるのである。

酒の馬鹿め、実は私に利用されているということに永久に気づかぬが良い。

あぁ、本当に今日は気分がいい。

問題は魔の月曜日だが、日曜の夜はアホほど早く寝ることにする。

そして朝風呂をかっくらい、一日のスタートを切る。

来週は見てやがれ~~~~~EE:AE474