人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

クロスvsジュノ・1

今日はシンセの話なのだ。

興味がない方には全くつまらない話なので、こんなん読むぐらいなら腕立てでもしてる方がいいかと。

これまで私が愛用してきたシンセは、KORGのX5Dというもので、今から20年ほど前に中古で買った古いものである。

それでも不満はなかった。

そこそこニーズに合った音を出してくれたし、余計な機能は必要としていなかったのだ。

これを買うにあたっては、何も調べずに楽器屋へ行き、値段と内容で適当に折り合いをつけたという感じであった。

それが結果的にそこそこいい機種であったことは、幸運としか言いようがない。

だからこれまで使い続けられたのである。

ところが問題が出てきてしまった。

音色の保存場所がなくなってきたのである。

ライブで演奏するためには音色を編集し、演奏する順番に並べて保存していたのだが、またやりそうな曲は消去ができない。

どこかにデータを移すことができればいいのだが、どうやらプリセットの音色を潰していくしかなさそうなのである。

プリセットがなくなるということは、それだけ元になる音色データが減るということだ。

そろそろ後がなくってきていて嫌な予感がしていたところに、猫が鍵盤にゲロを吐いた(笑)

これにより高音域の発音が不安定になり、最終的には2つの音が出なくなってしまった。

トランスポーズで音域をずらすこともできるが、次回のライブは鍵盤の端から端まで使いたい。

これにていよいよ新しいシンセの検討となったのであった。

次のシンセに求めるものは、

・音色数。オーケストラやエレクトリックな音色重視。

・音色の美しさ。

・エディット機能の充実。

・音色の保存容量について心配がない。

できれば、という部分では、

・操作性の良さ。

・新しめの機種。

といったところだ。

そしてこれが、中古でいいから3~4万で買えれば理想的であった。

まず最初に候補に挙がったのは、KORGのX50。

これはX5Dの後継機なので、何かと使いやすいと思ったのだ。X5D同様、そこそこ人気のあった機種でもある。

しかし調べていくうちに、やはりKORGのKrossというワークステーションタイプの比較的新しい機種も気になってきたのだ。

新しいだけありこちらは予算オーバーだったので、まぁタイミング良く安いのが中古で出ていたら、ということにしたのだった。

これだけではまだ決め手に不安があったので、Q&Aサイトで質問をしてみたのだ。

そこでの返事はまず、「ずいぶんと年代ものをお使いですね」ときたのでトホホである。

しかしこの回答者の方はなかなかいいアドバイスをくれたのだ。

まず、もうちょっと予算を増やしてグレードを上げたほうがいいとのこと。

容量が逼迫するほどライブで使っているなら「あなたにはこちらの方がいいかと思います」とのお言葉で、何だか褒められたみたいで舞い上がってしまった(笑)

この方のお勧めは、KORGのM50とRolandのJuno-Diであった。

できればKORGが良かったのでまずM50を検討したのだが、これはX5D同様、音色データは本体にしか保存できないため却下。

そこで浮上するのがKrossなのだが、Juno-Diもとても評判のいい機種だったので、候補に挙げておくことにした。

こうしてこの二つの候補に絞り、御茶ノ水に出向いたのである。