人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

猫にしか証明できない私の存在。

地元で大きなお祭りがあったのだ。

夜は合唱団のトップとの飲み。

なのでお祭りでは食べるに徹し、家に帰ったら少しバンドの個人練習でもしようと言っていたのだ。

しかし地元の祭りである。知り合いだらけだ(笑)

私がシラフであることにいちいち驚かれる。

そこで会った「旧みのあきちーバンド」のメンバー・みのあきご夫妻と一緒にいるうちに、結局なし崩しに飲んでしまった(笑)

一度飲んでしまうと、後はもう雪崩の如く。

みのあき夫妻のダンナ「みの」の方は、明治とか大正とかもしかしたらそれ以前の時代に良く見られたであろうタイプの、絵に描いたような寡黙で頑固なオトコである。

私に会うと、「喋ってもロクなことにならない」というのが分かっているので、まず目を合わそうとしない。

そして酔っ払いというのは大概、ロクでもないことをしたがるものだ。

私はこの人を陥落したくなる。

なのでいちいちちょっかいを出したくなり、それがまた彼を頑なにする悪循環であった。

しかし手応えはある。

彼は頑固者ではない。単純にシャイだ。本当はもっと一緒に喋ったり笑ったりしたいのだ。

世話の焼けるヤツである。

一方奥様の「あき」ちゃんは、そんな「みの」氏に鍛え上げられていて完全に観念している模様。

世の中、うまく出来ている。

なぜかダンナと意気投合していたが、私も明治の頑固親父化が始まっているのだろうか?

この後の飲みに備えて飲酒はコントロールしたつもりだったが、一度家に帰ったら途端に寝てしまったのだ。

30分ほど寝たら、駅前でマエストロと合流。

カジュアルイタリアンのお店でしこたま飲む。

マエストロは塾の講師をしているだけあって、話が面白い。

日本人のルーツ、三国志、その辺まではまだ良かったが、ホーキンス??のあたりになってくると、だんだん理解が出来なくなってくる。

存在というのは、それを目撃している人がいて初めて存在しうる、とかいう話だったかな??

だからこうして一緒に飲んでる間、自分の家や猫たちの存在を証明できるものがない=存在しないかもしれない、というのだ。

理屈では分かるが、納得いかんEE:AEB30私とダンナの大ブーイングである。

他にも時間の流れとか、ビックリするようなことばかり言うので、かなり刺激的な時間となった。

それから、ゲーム「三国志」をやるなら、ぜひ歴史の「三国志」を読んでからやるようにとのことだ。なげーよEE:AEB64

こういう話は往々にして酔いが回る。

3本のボトルを空けて、Pへ。もうほとんど記憶がない。

着いたときには賑わっていたのに、気がついたらなぜか、私達と先程のみのあき夫妻だけが残されていた。

みのあきで始まり、みのあきで〆る。

みんなでラーメンを食べて帰った。みの氏は一度ぐらい笑っただろうか。

長い一日であった。