人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

[古日記]No.4 S62.3.17~8.4

この4冊目にて、とうとうブランクができる(笑)

歌詞書くのもやめちゃったみたいだし、いよいよ日記書くのも飽きてきた感が漂い始める。

しかしこの回は、生活に大きな変化があった。

まず、学校に通い始める。飯田橋の小さな英語学校だ。

もはや「教室」という規模に近い少人数のクラスだったが、先生の半分はアメリカ人、残りの日本人の半分はネイティブ、という環境で、かなり勉強になった。使えるかどうかは置いておいて(笑)

わざわざ英語を習いたい、と入学した生徒である、みんな真面目で最初はちょっと世界の違いに戸惑った。

私とヤンキーあがりのボクサーだけが異端だったが、差別するようなことはなくいい人ばかりで、私達はすぐに仲良くなった。

行事も多く、この頃にはスピーチコンテスト、テニス(テニスEE:AEB64)、パーティに加えてTOEICのテストもあったりして、なかなか忙しく過ごしている。

ちなみにTOEICは、何を言ってるんだかさっぱり分からず、ページをめくっているだけでほとんど終わってしまった(笑)

学校へ行く乗り換えの駅のハンバーガーショップでバイトを始める。

結構大きな駅の大きな店だったのでバイトの人数も多く、学校のような社会が構成されていた。

威張りくさった若いマネージャー、それに取り入って気に入られているバイトが次に威張りくさり、非常に働きにくい職場であった。

辞めたいけど言い出しにくい、という状況で、辛うじて働いているような状態である。

彼氏とは彼の心変わりで10月に別れるのだが、その兆候が現れ始め、私は漠然とした不安を抱える。

もうすでにこの頃から、二股かけられていたのかもしれない。約束をすっぽかされたり電話に出なかったり、おかしなことが多くなっていた。

しかし私も忙しくなっていて、あまり深くは考えなかったようだ。

レンタルレコード「ハッピー」で、TMネットワークの「ゲットワイルド」を借りる。

「めぞん一刻」、「TO-Y」を読み、テレビでは「親子ジグザグ」というドラマを見ている。なんだそりゃ。

ロードショーの「疑惑」は何となく覚えている。

桃井かおりがふてぶてしい容疑者の役で、結局証拠がなくて捕まえられなかったとかいう話だったはずだ。もう1回観たいな。

学校の先生からリバーヘッドのヘッドレスベースを3万で買う。楽譜がないのでビリー・ジョエルを耳コピする。

死語、「ギリチョン」(笑)

友達と神津島へ行った。

仲良くなった男の子たちと宿で「インケンババヌキ」をする。

ババを持っている人に反応してはいけないというルールが通常のババヌキに加えられるこのゲームは、「ババを持っている」とバレた瞬間から誰も目を合わせてくれなくなるという、切ないゲームであった。

こうなるとババを手放すために、ババ持ちは必死で笑わせようと頑張るのである。

自分たちの宿に戻ったら、そこで飼われている犬と遊ぶ。

その時にサングラスが犬の頭上に落下、これに驚いた犬が激しく怒り、宿に入れなくなる(笑)

やっと部屋に戻れたのは朝の4時だ。

学校帰りの乗り換えの駅で、「祈らせて下さい」と言われる。当時は時々こういう人がいたのである。何かの新興宗教にかぶれていたのだろう。

別に祈らせるぐらいいいか、と祈らせたら、仲間が次々に現れて「話を聞きに来い」という流れに。

ちょっとそれは勘弁、と断るとこいつらは怒り出し、しまいには「あなたのせいで地球が滅亡するかもしれないんですよ!?わかってるんですか!?」とよってたかって大声でまくしたてられた。

怖かったよーEE:AEB64

地元の先輩と飲む。

カラオケで近藤真彦の「愚か者」をリクエストしたら、間違えて「ろくでなし」という曲が入る(笑)

帰りにドカーンという音がしたので見に行くと、それを歌った先輩の車がガードレールに突っ込んでいた。

ニュージーランドとタイに旅行。

どちらもいい旅だったが、残念ながらニュージーランドの部分はブランクの期間に入ってしまい、向こうに着いたところで途切れている。

日記はプーケットからハジャイに移動したところまでだ。

旅行の話も残しておきたいが、長いのでこれは切り取っておくことにする。

踏ん切りがついたらこれも処分だ。

学校は夏休みであった。

ぽ子、19歳。