人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

甦る過酷な習慣

ねみー。

 

 

昨日はちょいと夜遅い時間に用事があり、帰ってきた時には深夜の12時を回っていた。

寝つきの悪い夜型だ、それ自体は何ら問題はないのだが、実はまだやるべきことが残っていた。

ゲームである。

 

遅く帰ることを見越して出かける前に少しプレイしたのだが、セーブに失敗したのでこのままだと結局進んでいないとの同じ状態である。できればセーブし損なったところまでだけでも、取り返したい。

もうダンナは寝ており、静まり返ったリビングであった。

猫のエルだけが、やっとベッドに行く時間だとドアの前でソワソワしていた。

すまぬエル、もうちょっとだけ時間をくれ。さっき一度やった繰り返しだ、すぐに終わる。

プレイステーションを立ち上げ、コタツに入る。至福。

 

2回目だ、会話やムービーはことごとくすっ飛ばしたので、思ったより早く追いついた。セーブ。

時計を見る。チラリ。

12時30分。

エルの方をチラリ。ドアの前できちんとお座りをして、こちらを凝視している。

・・・・・・・も、もうちょっとだけ・・・。

 

1時を回ったところで観念した。

日本のお父さんお母さん、教育者たちよ、安心するが良い。この誘惑に打ち勝てるとは、最近の子供たちはかなり辛抱強いぞ。

ゲームとは、ひとたび始めてしまえばいつもいいところで終わりにしなくてはならないものなのだ。まるで忍耐力を試す機械である。

46歳主婦は、本気で辛い。あぁくそ、一日中コタツでゲームやっていたい~~~!!

果たして人間は連続して何時間ゲームができるものなのか、果たして人間は何時間でゲームに飽きるものなのか、もしくは人間は何時間でゲームに疲労を感じるものなのか、知りたい方はいらっしゃいませんか。

仕事としてやるのなら、何も後ろめたいものはない。だからお金も下さい。

 

 

ちょっと寝遅れてしまった、さぁ行こう、エル。ドアを開けると競走馬がスタートで飛び出していくように、エルは寝室に向かってすっ飛んで行った。

禁酒生活のお陰でこの頃睡眠サイクルが整ってきたというのに、酒の次の敵はゲームだったのか。

入眠の儀式として本を読み、すぐに眠くなり、吸い込まれるように眠りに落ちる。

時間は遅かったが、理想的な寝入りだ。これなら多少の寝不足なら日中に響かないだろう。

 

🐸🐸🐸🐸🐸

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めた。

この感覚。

 

これは私の睡眠を障害する類の覚醒ではない。「目覚め」だ。

まだ部屋は暗い。私は時計を見る。

4時。

こんなことが、以前あったはずだ。そしてそれは習慣にもなっていたはずである。

朝ゲー。

今起きてゲームをやれば、2時間半はできるぞ。

しかし今起きてしまったら、私の睡眠時間も2時間半である。

迷ったが、私は現代の日本の子供たちよりも誘惑に弱かった。まだ布団の上で寝ているエルの横をすり抜け、抜き足でリビングに向かう。

 

やったやったやった、2時間半もうけ♪

コタツ、電源オ~ン☆テレビ、電源オ~ン☆ゲーム、電源オ~ン☆

 

 

しかし、ものの15分もやったら、猛烈に眠くなってきた。

やはりあれは「目覚め」ではなかったのか。

いや、もう乗りかかった船だ。何より、眠いがやめたくはない。

こうなったら後で寝てやる、そう決めてダンナが起きてくる直前までコントローラーを握っていた。眠い。

 

ダンナが出掛けていったら、コタツで撃沈した。

しばらくなかったので忘れていたが、朝ゲーの習慣がまだ始まるのだろうか。

なかなか過酷そうだ。

でもゲームやりたい・・・。