人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

睡眠障害克服⑬

睡眠障害克服作戦については年明けまでお休みするつもりだったが、ちょっとつかみかかったものがあるので書き残しておきたい。

なった当事者にしか分からない少々奇人的表現になってしまうが、この睡眠障害を乗り越える上での重要なポイントのように思えるのであえて書く。

私の睡眠障害は「入眠困難」というタイプで、寝入りばなにパリッと目が覚めてしまうというものだ。

薬を常飲するまではここからが長く、夜明けを見るまで眠れないこともしばしば。

本当に忌々しく、精神的ストレスは大きなものであった。

薬(軽い安定剤だ。デパス。)を飲むようになってからは、中途覚醒後の時間が劇的に短くはなった。

しかし相変わらず一度しっかり目が覚めてしまうので、熟睡感が乏しいのである。

気持ち良くウトウトするところまではいく。

いざ本格的に眠りに入ろうというところで、「眠れないかもしれない」という気持ちが突然湧き上がってくるのだ。

もう習慣、本能のようなもので、コントロールできる類ではない。

うまく説明できないが、この「眠れないかも」という気づきが、「あぁやっぱり今夜もダメだった」という「眠れない気づき」になってしまうのである。

本来なら「眠れないかも」をすっ飛ばして寝ているものなのだ。もうこの時点で寝ることに失敗しているということだ。

それは体の覚醒も促す。

具体的には、ボッと体が熱くなる。

人は睡眠時に体温が一度下がるというが、これが元に戻ってるのではないかと思われる。

目が覚めてしまった忌々しさも相まって、かなり暑くなる。

今は冬で気温もかなり低いが、それでも布団をかけていられないほどだ。

ところでつかみかかったこととは、ここの場面での対処である。

ここまできてしまったら、あとは腹立たしい覚醒へ一直線だ。

ところが最近、寝ぼけながらも「体が熱くなる=覚醒」というパターンを意識してか、「体を熱を上げない」という努力をするようになってきたのである。

そんなことができるのか?

分からない。だから今は試行錯誤しているのだが、完全に目が覚める前に「体を起こさない」という方法があるのではないかと考えたのだ。

その具体的な方法は、会得したところで言葉にできる自信はない。非常に精神の奥深い部分の、現実離れした世界のことになる。

こう書くと少々気違いじみているかもしれない。

しかしこれは宗教でもスピリチュアルでもなく、体の生理的な話である。ただそれに合う言葉がないだけだ。

これがコントロールできれば、睡眠の質はさらに良くなるはずだ。

できれば一度も目が覚めずに朝までいきたいものだが。

あぁストンと眠りたい。