2月もとうとう、最後の週になってしまった。
後がない。
これは単なる延期だ、終わった訳でも諦めた訳でもないと言いつつ1年数ヶ月。
このままでは永遠の延期になりそうな状態であった。
黙っていても、その日は来ない。
自分でその日を作らなくては進まないのである。
ジョギングEE:AE474
そしてついにその日を、「今月中」と設定した。設定したら急に、「延期」じゃなくて「終了」だったのかもしれないような気がしてくる。むしろ終了宣言をしていなかったことを、少し悔いた。
ううむ、今が一番辛い時なのだ。走り出せば、進むしかない。
それが今日になると、突然スッと覚悟ができたのだ。まるでこの日を待っていたかのように、抵抗もなくスケジュールに組み込んだ。
こういうのを「観念した」というのだろうか。決して前向きな気持ちではなかったが、それでも確固とした希望は持っていた。
これは単なる苦行ではない。そこにはジョガーにしか分からない、不思議な世界がある。
積み重ねる日々の誇らしさ。
そう、「誇り」だ。私はその誇りに支えられて、走り続けていたのである。
それを、正月が崩してしまった。
恐るべし日本の正月。
私は飲み続け、食べ続け、だらしなく寝っ転がり、そのまま起き上がることはなかった。
大切なものが崩れ始めていることが分かってくると、それを正視できなくなった。
もう大切な日々があったことなど、忘れた方がいい。
やるからやるから。そのうちね。
部屋が散らかるプロセスと同じである。積もれば積もるほど、遠ざかりたくなるのだ。
「延期」という言葉を免罪符に知らん振りを決め込んでいたが、今年の正月ハイで、ジョグ復帰を宣言してしまった。
正月が私を駄目にし、正月が私を立ち直らせるのである。おかしな話だ。
まぁ駄目になった次は、立ち直るしかないのか。その時がきたということだ。
久しぶりに走ったが、距離は3キロであった。
これが一体私の体力に対していか程なのか、今となってはその辺の感覚もすっかり忘れている。
ひどく衰えた感じもするが、ここはまだ正視しないで逃げておこう。
スタートは切った。
とりあえず「逃げ」の後ろめたさからは逃れたぞ(笑)