人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

愛いっぱい、食欲いっぱいのラのおはなし。

たまには猫のことなど。

何ごともないというのはそれはそれでいいことだが、なかなかネタがなく。

せっかく猫のカテゴリーがあるので、今いる子たちを紹介していきたい。

我が家に最初に来たのは、ラとミの姉妹である。

いいっ!?もう13年も経つのか。今予防接種の記録を見て知った。

ダンナが住んでいた一軒家に引っ越したときに、保護団体から譲り受けた子たちである。

本名は、ラッキーとミュウ。娘ぶー子が、当時好きだったポケモンのキャラクターの名前からとった。

今回は、ラッキーについて書こうと思う。

私とラッキーは、相思相愛であった。

この子はとても甘えん坊で、抱っこが好き、、撫でられるの好き、膝が好き、ブラッシングが好き、といういわゆる「スリベタちゃん」だ。構えばすぐに喉を鳴らす。

私もやたら抱くのが好きだったので、私達はいつもベタベタとくっついていた。

そのくせ臆病で、他人が来ると一目散に逃げて隠れてしまう。

その逃げざまは、はたから見ると笑っちゃう程、必死である。

何度か会えば少しずつ慣れてくるが、時々例外もあり、すぐに懐いてしまう人もいる。

ぶー子の友達と元カレだが、不思議だ。普通に撫でているのを見て驚いたものである。

歳のせいもあるだろうが、おっとりした子だ。

たるんだお腹をゆっさゆっさと揺さぶりながら歩く。

長年かけて、肥やした腹だ。

とにかく食べることには貪欲で、腹時計は正確、催促は容赦なく、一番に皿が出ないと拗ねる。

二日酔いの早朝にラの催促に合うと、非常に消耗する。

食べること以外では、温厚な子だ。

新入りが入っても、可愛がってくれたのはラである。

ラであった。

ラであったのに。

最初の新入りエルは、生まれたばかりで手がかかる上に、生まれつきの障害と病気でとても苦労をして育てることになった。

それだけに私達との密着度は深く、それがラを傷つけたようである。

今、ラとエルの中は非常に険悪で、常に一触即発状態だ。これには責任を感じている。

エルの登場で、独り占めしていた愛情が分散されてしまったラ。

それでも変わらず膝に上ろうとし、抱けばすぐに喉を鳴らす。

他の子をブラッシングすれば間に割り込んで入り、「一番」でいたいことをアピールする。

4猫で一番愛情深い子かもしれない。

好きなもの。

臭い足。そのつながりで靴下、スリッパ。

雑草の猫じゃらし。

ぽ子さん。

ごめんね、もっと構ってあげないといけないね。