動物が出てくるものに、つい惹かれてしまうのだEE:AEACD
しかしフタを開けてみれば、熊は悪役であった・・・EE:AEB64
おじいさんとおばあさんと暮らしていた孫娘のマーシャは、ある日、友達と森に出かけて行く。
みんなとはぐれないように気をつけろ、と散々言われていたのだが、はぐれてしまうのだね(笑)
そしてたどり着いた家は、熊の家だったのである。
「お前はここにいて、わしのために働くのだ。」
熊に捕らえられてしまったマーシャ。
なんとかして家に帰るように知恵を働かせるのだが・・・。
これは大人目線で見ると、熊の馬鹿加減に爆笑である。
まぁ子供向けの物語だ、これぐらい抜けてる方がほほえましいのかもしれないが、突っ込みどころ満載だ。
ゆえに悪役の熊もどこか憎めず、ホンワカした気持ちで読むことができる。
絵本とは、こうあって欲しいものだ。
「マーシャとくま」 ロシア民話
文・三木卓 絵・片山健
小学館