人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

マーシャとくま / ロシア民話

動物が出てくるものに、つい惹かれてしまうのだEE:AEACD

しかしフタを開けてみれば、熊は悪役であった・・・EE:AEB64

おじいさんとおばあさんと暮らしていた孫娘のマーシャは、ある日、友達と森に出かけて行く。

みんなとはぐれないように気をつけろ、と散々言われていたのだが、はぐれてしまうのだね(笑)

そしてたどり着いた家は、熊の家だったのである。

「お前はここにいて、わしのために働くのだ。」

熊に捕らえられてしまったマーシャ。

なんとかして家に帰るように知恵を働かせるのだが・・・。

これは大人目線で見ると、熊の馬鹿加減に爆笑である。

まぁ子供向けの物語だ、これぐらい抜けてる方がほほえましいのかもしれないが、突っ込みどころ満載だ。

ゆえに悪役の熊もどこか憎めず、ホンワカした気持ちで読むことができる。

絵本とは、こうあって欲しいものだ。

「マーシャとくま」 ロシア民話

文・三木卓 絵・片山健

小学館