ああ、やっと木曜日だ、酒まであと1日・・・・・・・EE:AEB64
一日というものは、案外短いものである。
これまで目をつぶってきたものが蓄積されている家である、やってもやっても片付きはしない。
私の仕事は家事だけ、という専業主婦になったが、「やらなくてはならない事」はいつまで経ってもなくならないのである。
その一番の原因が分かってきたのだ。
「酒」だ。
そもそもは毎日飲んでいた。
飲めば止まらなくなり、寝る時間が遅くなる。
寝る時間が遅くなれば翌日眠くなる。
翌日眠くなれば、二度寝してしまう。
二度寝してしまえば、その分時間がなくなる。
週末は全く家のことをしないのだ、これでは問題箇所は減るどころか増える一方である。「とりあえず」という状態のもので、家は一杯だ。
そもそも「どうにもならない」という更に悪い状態のものが常にあったのだ。
片付ける時間が散らかす時間を上回らない限り、家の中が片付くことはないのである。
そう思ったからではないが、体の方がキツくなってきたので休肝日を取るようになったのだ。
翌日は快調である。
その爽快感がだんだん味をしめ、今では1週間のうち、飲まない日の方が上回ってきている。
スケジュール帳には掃除の他、押入れの中、収納スペースの整理などという奥地が書き込まれるようになった。
それでも油断して週の真ん中につい飲んだりしてしまうと、翌日には気力も体力も情熱もすっかりなくなっている。
この1日が命取りだ。私はここで、進むべき道を見失ってしまう。
もう木曜日は木曜日ではない。月曜日からのやり直しなのである。
こんな無駄を繰り返しているので、相変わらず歩みは遅い。
目標は「いつでも人を呼べる部屋」だが、そんな部屋になる日は来るのだろうか。
そもそも物心ついてから、そんな日はあっただろうか。
別に子供の頃から飲んでいた訳じゃないのだ、もしかしたら酒なんかのせいではないのだろうか。
いやしかし、若い頃は「片付けよう」という気すら起きなかったのだ。そこが今と違う。
しかしその分、酒の負荷がかかった。
このままでは±ゼロである。
プラスに転じるには、時間を有効に使うしかないのだ。
そんな訳で勢いに乗せて今週はずっと飲んでないが、傍目には一向に変化が見えない。
今日は音楽室の収納スペースの整理をしたが、なんと、大箱2つ分のレターセットとシールとラッピングアイテムが出土された。
どれもつい買ってしまうものなのだが、こんなにたまっていたのか。まるで野生動物の習性のようである。
手紙も書かない、プレゼントもそうそう渡すことはない、あの恐ろしい数のシールは何に使うのか。
しかしどれも、気に入って自分で買ってきたものである。量を見て驚いたが、ウットリしている自分もいた。
ここ最近の大型掃除にあたって、ダンナには本当に必要なものの選別を強いているが、あれは捨てられんEE:AEB64
あぁ、奥地に踏み入るには勇気が必要である。
これ以上、進むのが怖い・・・。