人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

CelebrationDay

10月14日、くもり。

久米川POPROCK4周年記念PARTY。

この日のために、練習をしてきたのである。

しかし敵はやはり、酒であった・・・。

オープンは4時から、メンバーが揃ったバンドから演奏というアバウトなスケジュールだったが、6時に行くと、まだ1バンド目が演奏しているところであった。

私達のところもメンバーは揃ってなかったし、普通にEASTKINGさんみたいなバンドの演奏を楽しんで腑抜けていた。

とにかく早く酔ってしまいたい、それだけである。

しかしEASTKINGさんみたいなバンドが終わると、そこで途絶えてしまった。どのバンドもメンバー待ちである。

これでは後がつっかえる可能性が出てきてしまう、ということで、ウチらが入ることになったEE:AEB64

来ていないのはボーカルのはじめちゃんだが、彼の歌は4曲中2曲弱である。

先に私の歌を入れ、間に合わなかったら仕方がない、という事である。

なんと奇跡。

はじめちゃんボーカルの歌の途中、それもちょうど私からはじめちゃんに代わる寸前のタイミングで現れた。

彼はドアからステージに直行、そのまま歌ってステージからビールの注文だ(笑)

盛り上げてくださったみなさま、ありがとうございますEE:AEAD9

酔いも回らずとーても緊張していたが、声援が嬉しかったEE:AEB69

次はツェッペリンである。これは何が何でも酔ってしまいたい。ここからは意図的に煽る。

しかし緊張しているために、飲んでも飲んでも酔いが回らない。

そのうちメンバーから、「早く終わらせよう」という鬼の宣告が。

そうなのだ、歌は無責任に気持ち良く歌っていればいいが、弦を押さえたり太鼓を正確に叩いたり(そしてこの時点では思いつきもしなかったが、「鍵盤を押さえたり」も含まれていたのである)する職人たちは、ヘベレケに酔っている場合ではないのである。

観念してマスターに「次、空いていたら出ます」と言いに行くと、なんと次にはロラコスタさんが入っていると。

ロラコスタ。

CD発売が決まったというロラコスタ。

みんなが知ってるロラコスタ。

私も好きなロラコスタ。

しかし、ロラコスタさんが先に入れば、それだけ私は酒がたくさん飲めるのである。

私の頭の中はその時、「酔いたい」、それだけが頭を占めていた。

今思えばもう充分、というか、すでに飲み過ぎ警告ランプがついていたが、そんなものに気づく程、できの良い酔っ払いではない。

私は意気揚々と「次はロラコスタさんが入ってますってEE:AE595」とメンバーに言った。

しかし大ブーイングEE:AEB64

「ロラコスタの後なんて無謀だEE:AE5B1

実はもう酔っ払っていた私は「何ならその次の次でも、次の次の次でもトリでもいいんですがね」と心の中でほくそ笑む。

ところが誰かが直談判したようで、順番が変わって私たちが先になった。

なので今度は私がロラコスタの方に「私は遅けりゃ遅い方がいいんですよ」と泣きついた。

ロラコスタサイドは早くやってしまいたいようで、「ハイわかりましたEE:AEAAB」と爽やかに言ってくれたのだが、ちょっと目を離すともう順番が変わっている。

ダメだ、もうここまでか、私の飲む酒も、サワーからウィスキーに切り替わっていたが、いよいよ時間一杯か。

結局、ロラコスタさんが先に出た。

私は舞い上がって踊り、奇声を上げ、もうただのロラコスタのファンと化していた。

自分の愚かさを知ったのは、彼らの演奏が終わってからである。

ハッキリ言って、ものすごい盛り上がりであった。アンコールまで出た。

ヤバい、すげーハードルが上がっている。

しかも何だか思ったより酔っ払っちゃったみたいで、文字が見えん。

MCも忘れた。

あれこれ自分の中でまとめておいた運びは、すっかりカラッポである。

何度目だよ、この展開・・・。

私はメンバーに3点ほど謝らなくてはならない。

1つは意図的に出演順を遅らせたこと、もうひとつは酒を飲み過ぎたこと、そして最後のひとつは、前々日に飲んでバカ騒ぎをして喉を嗄らしてしまい、声が出なかったことである・・・。

嗄れたなんてものではない、スカッスカで出もしなかった。

頭に叩き込んだ歌詞もすっ飛び、キーボードでは楽譜も追えず、手元もヘロヘロ。

これが私が夢にまで見たツェッペリンバンドの初ライブである。

てめーの恥は慣れっこだからいいが、本当にメンバーに申し訳がない。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!

自分たちの番が終わるともう、ただのアルコールタンクである。生きていた実感すらない。

しかし音楽は私を沸かせ、さらにグラスが進んでしまう。

色んなバンドが出た。

年に一度の祭典である。

Ma,ma,ma,I'm so happy I'm gonna join the band・・・

久米川POPROCKの夜は更ける。

マスター、スタッフのみなさま、足を運んでくださった方々、そしてバンドのみなさま。

どうもありがとうございました。

楽しかったEE:AEAAB

カレー、ebbiちゃんのサンドイッチ、美味しかったEE:AEAC5

たくさん飲んでごめんなさい。

ご馳走様でしたEE:AEAAB

それから、メンバーのみなさま、ごめんなさいEE:AEAC0

どうかまたチャンスをくださいませ・・・。

それから・・・・・、どなたかブレスレットの落し物は見なかったでしょうかEE:AEB64