人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

沖縄、魔境認定。

ヘパリーゼが手に入らなかったのだ。

家にあったのだが持って行くのを忘れ、薬局は閉まっていてコンビニには売っておらず。

まぁファミリー飲みだ、そんなに飲むことはなかろうと肝臓強化剤・ヘパリーゼは諦めたのだが。

4時半だ(笑)

まずは、かねてから家族で行きたいと願っていた沖縄料理の店へ。

ここのタコライスが絶品で、ぜひみんなで食べたかったのだ。

しかし時間はもう10時を回っており、連日の残業で疲れているダンナは無口、娘ぶー子も「眠い」と不機嫌である。

そこでまずは、ぶー子の蘇生にとりかかった。

今彼女がハマッているゲームのネタを振ると、喋り出す喋り出す(笑)

ここへ私のゲームの話も盛り付けたくなったが、ますますダンナが萎んでいきそうなので我慢である。

日付が変わるとぶー子は先に帰っていった。

さて、次はダンナだ。あまりノリが悪いようだったら、今夜はもう帰ろう。

ところでこのお店は、11時前後になると照明を落とし、BGMも客層に合わせて変わるのだ。

私が行くときはディスコ系が多いが、この日も懐かしい曲がガンガンかかっていた。

どちらかというとマイナーな通向けの選曲で、聴いているとテンションも上がってくる。

そこへ今度はダンナ向けに音楽の話を振る。

いい音楽に囲まれ、音楽について語る。

デンジャーゾーンへの扉が開かれた。

何杯飲んだだろう?

沖縄を出たのは2時ごろだと思うが、タクシー乗り場に向かいながら「どうする?P?漣?」ととりあえず言ってみる。

大概もうダメ!と怒られるが、5回に1回ぐらい気まぐれを起こすことがあるのでとりあえず言うだけ言うようにしてみるのだ。

これが思いがけず積極的に「P行こかEE:AE595」と言ったので驚いた。

残業後の土曜日、午前2時。確率的には低かったはずだが、確率とはあくまでも確率であるということを実感した。

しかしカウンターは一杯。じゃあ、とテーブルに着こうとしたら「俺たちもう充分飲んだから」とイッチーさんジミヘンさん西やんさんが席を立った。

後から来た私たちが、ところてんのように3人組を押し出してしまった形である。ゴメンナサイ。

時間も時間であったが、演奏している人はいなかった。

そこでガクさんをあおって弾いてもらったが、酔っていたのでイッチーさんのアコースティックベースを持って私も勝手に入る。

まぁそもそも下手なのだから何を弾いてもオミソだが、ボサノバは音楽界の異端児である。

適当に合わせようと思っても、コード進行がムチャクチャで突拍子もないところに飛ぶので、手も足も出なかった。

席に戻るとダンナが爆睡していた。

マスターがイスで簡易ベッドを作ってくれたが(過去に私も寝たことがある)、下手に起こすと「帰る」と言いかねないのでそのまま放置することにした。

その甲斐あって、4時半だ。

すっかり夜が明けていた。

それにしても沖縄食彩101、魔境認定である。

つくづく酒と音楽のコラボは恐ろしい(笑)